形の取り方からタッチの描き分けまで。
身近なモチーフで学ぶデッサンの基礎。
はじめての鉛筆デッサン
Chapter 1 準備編 デッサンをはじめる前に
2 画材を用意する2 消す道具・こする道具
消しゴムについて
鉛筆デッサン用の消し具として、画材店で売っている練り消しゴムや、事務用のプラスチック消しゴムなどがあります。
消し具は、「鉛筆の線を消す」だけのものではありません。「白い線を描く」もの、「明るい面を描く」ものでもあります。消し具使いのバリエーションを増やし、たくさんの色が表現できるように練習してみましょう。
練り消しゴム
プラスチック消しゴム
練り消しゴムの使い方
[1]
適当にちぎり、いろいろな形に練って使います。鉛筆で黒くなったら練り直します。
[2]
先をとがらせて、白い部分を細く抜きます。
[3]
平たくして、色をおさえます。
プラスチック消しゴムの使い方
[1]
ときどき先をカットしながら使います。
[2]
細くシャープな線を出すのに使います。
[3]
紙をあてて、部分的に抜くこともできます。
こする道具について
鉛筆で塗った面をこすることで、「もう1 つの色」がつくれます。
こする道具としては、ガーゼやさっぴつ(擦筆)が代表的です。そのほか、ティッシュや綿棒でこすったり、指で直接絵をこする場合もあります。
ガーゼ
市販のガーゼのハンカチが便利
さっぴつ
紙でできており、鉛筆のように持って使えます
ガーゼ、さっぴつの使い方
大きな面をこするときは、ガーゼを指に巻いてこすります。
小さな面をこするときは、さっぴつが便利です。
抜粋元書籍 - はじめての鉛筆デッサン |