第9回 Phase1 Web制作でのアイデア発想は思考し続けることで生まれる - 思考するWebディレクション | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

第9回 Phase1 Web制作でのアイデア発想は思考し続けることで生まれる - 思考するWebディレクション

2024.4.20 SAT

【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて
Phase 1 Web制作でのアイデア発想は
思考し続けることで生まれる

アイデアの発想の基本的な
考え方は“点”にある

ビジネスをするうえで、何にでも“答え”から先に求めてしまうのは損だ。考えるプロセスの中でこそアイデアは生まれ、答えを導き出すためのヒントになるからだ。Webディレクションにおいて、自らは考えようとせず、ひとつの答えだけを求めるような人はアイデア発想には向かない。アイデアとは、思考し続けることから生まれるものだと心得ておこう【1】。まず、新しいアイデアはまったくのゼロから生み出すのではない、ということを知っておいてほしい。広く知られた考え方ではあるが、アイデアは“すでに存在している点と点を組み合わせる”ことで生まれる。一例として「ぬりえ」や「クイズ」、「ルーレット」などの一般的な遊びの要素をそれぞれ“点”と考える。この“点”をWebコンテンツという別の“点”と関連づけてみよう。これらはブログパーツやPRサイトなどのキャンペーンにも応用できるだろう【2】。さまざまな組み合わせを考えていけば、ユーザーが楽しめそうな企画につながるアイデアが次々と生まれてくるはずだ。ここでは『思考するWEBディレクション』という連載タイトルのとおり、“思考する”ことを強く意識してアイデアの発想というテーマに臨みたい。

Webサイトの企画につながる
ふたつのアプローチ

Webサイトの企画は、大別すると2種類のアイデア発想のアプローチからつくられる。「ありそうなアイデア」と「ありそうにないアイデア」のふたつだ。「ありそうなアイデア」とは考える側が“実際にある、実在の可能性がある”という観点から出していくアイデアだ。これは結果として「親切でわかりやすく、コンバージョンを達成しやすい」といった、説得力ある企画になりうる。一方、「ありそうにないアイデア」は“一般的にあり得ないだろう”という視点からアイデアを出し合うものだ。“あり得ない”基準は人によって異なることが多いので絶対的ではないが、ユーザー受けのよい斬新な企画に発展しやすい。どちらの発想方法が正しいということはない。極論を述べるなら、クライアントの望む効果(=目的)が達成できればアプローチはどちらでもよい。また、企画の採否はクライアントの好みに依存してしまう側面もあるが、判断基準は「ターゲットユーザーの目線」ということを忘れないようにすれば、そのWebサイトは正しい方向へと進むだろう【3】。

direction9-1-1

【1】思考し続けることでアイデアは生まれてくる

direction9-1-2

【2】“点と点を組み合わせる”という発想方法

direction9-1-3

【3】良しあしの絶対的な判断基準は「ターゲットユーザーの目線」だということを忘れないでおきたい

twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在