「美しい日本の年賀状2017 feat. 山と溪谷社」

 最高クラスの美しい写真の年賀状がかんたんに作成できる素材集！
「美しい日本の年賀状2017 feat. 山と溪谷社」

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書店で毎年大人気のカレンダーといえば「ヤマケイカレンダー」シリーズがある。これは、主にアウトドア関連の雑誌や本を発行している出版社・山と溪谷社が発売しているカレンダーシリーズだ。85年の伝統があり、今年も60種以上のカレンダーが発売されている。ここで紹介する「美しい日本の年賀状2017 feat. 山と溪谷社」は、このヤマケイカレンダーで使用されている写真をモチーフにした年賀状カードを集めた素材集で、いわば2つの別の出版社のコラボレーションによる本になっているというわけだ。

年賀状デザインに写真を用いることはよくあるが、通常は家族の写真や自分で撮った風景写真を使うことが多いだろう。しかしこの本に収録されている年賀状の写真は、技術的にも撮影のシチュエーション的にもプロでなければ撮影不可能な、ハイクオリティなものばかりだ。

「ヤマケイカレンダーの写真年賀状」以外の年賀状カードも数多く収録されている。古き良き「和」やモダンな日本のイメージをテーマとしたデザインが中心。よく知られることだが、例えば「目上の人宛の年賀状に、"賀正"などの字数の少ない賀詞を用いるのは失礼である」といったルール、礼儀がある。親しい友人宛だと問題は無いのだが、このように宛先別に使い分けられるように、多くのバリエーションの年賀状素材が用意されている。

各カードには、賀詞無しバージョンのカードデータも収録されており、また筆文字の賀詞のみのデータやイラストのデータも収録されている。これらの素材を使って、Wordや手持ちの年賀状ソフトでオリジナルデザインの年賀状も作成可能だ。

試しに本誌の表紙で使用した富士山の絶景で年賀状のサンプルを制作してみよう。

そして、右が完成したオリジナルデザインカード。左はあらかじめ完成して収録されているカード。どちらも素晴らしい出来栄えだが、自分で作るオリジナルは味わい深い。


さらに筆文字の素材もたくさん用意されている。語句内容や太さの種類もいろいろあるので選びやすい。またフリー和文フォントも20種入っており、これらは漢字やカナも使える。

このように、プリントアウトするだけでそのまま使える完成年賀状から、素材を組み合わせて作成する年賀状まで、作成方法はさまざま選ぶことができる。2017年用年賀状は、例年とはちょっと違うデザインにしてみてはいかがだろうか。

（TEXT：書籍編集部）
　

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