カスタムシェイプツールを利用して模様をつくる | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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Photoshopプロセスノート


第9回 立体感のある模様でリアルに見せる古書風グラフィック


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カスタムシェイプツールを利用して模様をつくる

1-1
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1-2
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最初にベースとなるグラフィックを作成していく。まず、Photoshopで新規ファイルを作成し、カスタムシェイプツールを選択したら、ツールオプションバーの[シェイプ]からパネルメニュー→“オーナメント”を選択。表示されたダイアログで[追加]ボタンをクリックしてシェイプを追加した1-1。続いて、[オーナメント2]や、[オーナメント5]、[オーナメント(花)3]などを選択し、1-2のように並べていった。ここで、レイヤーパネルで、shiftキーを押しながら作成したシェイプレイヤーをクリックして選択し、command+Eキーで背景レイヤー以外のレイヤーを結合しておく。


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素材をなじませて質感を加える

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2-2
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2-3
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今度は、コンクリートの写真をPhotoshopで開き、完成サイズに切り抜いた2-1。続いて、木目の写真を開き、コピー&ペーストでコンクリートの写真の前面に配置したら、イメージメニュー→“色調補正”→“彩度を下げる”を実行2-2。ここで、木目のレイヤーを[描画モード:ソフトライト]としておく。さらに、Lesson1で作成したグラフィックをコピー&ペーストで作業ファイル上に配置して最前面に移動したら、レイヤーを[描画モード:オーバーレイ]、[不透明度:60%]として背景と自然になじませた2-3


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レイヤーマスクを活用してかすれを表現

3-1
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3-3
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次に、かすれたような質感の素材をPhotoshopで開いたらコピー&ペーストで、Lesson2で作成したファイルの最前面に配置3-1。続けて、選択範囲メニュー→“色域指定...”で、表示されたダイアログで[許容値:200]としたら、スポイトツールで画像の黒い部分をクリックし3-2、[OK]ボタンをクリックすることで選択範囲を作成した。ここで、基となった素材のレイヤーは削除しておく。さらに、選択範囲を保持したまま、Lesson2で配置したグラフィックのレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“選択範囲外をマスク”を実行3-3。これにより選択範囲で囲んでいた個所を隠すことで、飾り罫にかすれた質感を演出した。

ワンポイント・アドバイス
“色域指定...”を使用することで、同じ色合いの個所にまとめて選択範囲を作成することができる。[許容値]の値を最大まで上げたうえで、選択したい個所の一部をスポイトツールでクリックし、ダイアログのプレビューを見ながら[許容値]の値を下げ、選択範囲を作成する個所を調整するといいだろう


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『MdN』2009年10月号(vol.186)表紙

本記事は『MdN』2009年10月号(vol.186)からの転載です。
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