月曜。愛読誌の編集長と初顔合わせ。

インタビュー

2006.9.14 THU

1年生になったら～ 1年生になったら～♪ 　ということで、デザイナーという職業に憧れる読者のみなさんに先駆けて、一足早くデザイナーになった先輩デザイナーの1週間を追いかけるのが、このコーナーです。夢を現実にした新人デザイナーの仕事と生活ぶりは実際どのような感じなのでしょうか？　毎月第3週に、その曜日の出来事を毎日更新でお届けします！

今月の1年生デザイナー

秋山マキさん（DTLJ所属）

〔プロフィール〕

あきやま・まき●DTLJに入社してまだ2ヶ月目の秋山マキさん。彼女のデザインの原点は、女子高時代の学園祭にさかのぼる。教室の壁一面にミュージシャンの写真をコラージュして作った特大のポスター。夢中になって制作に没入した、その充実感がデザイナーへの道へとつながっていった。横浜市立大学で経営学を学ぶ一方でバンタンキャリアスクールでグラフィック・デザインやDTPのコースに通い、デザイナーとしてのスキルを着々と身につけて来た彼女。そんな彼女だから、入社してすぐに現場に放り込まれる日々だ。「どんなにハードな仕事を抱えても女性らしさを失いたくはない」という彼女はまだ22歳。女性としてもデザイナーとしても一流を目指す彼女の一週間をお送りします！

DTLJとは？

クリエイティブ・ディレクター山崎みしえる氏が代表をつとめるクリエイター集団、株式会社DTLJ。女性ファッション誌の編集制作からスタートしたキャリアを生かし、つねにユーザー目線を失わないリアルなマーケティング力と、独自のブランド戦略プランを武器に、現在では広告・記事の双方からファッション誌クリエイティブを中心に展開する。また一方でアーティストのマネジメントも手がけるという幅広さを持つ。さまざまな面からユース・カルチャーの最前線を追いかける制作プロダクションとして、目の離せない存在だ。
http://www.dtlj.co.jp/

7：00　起床

１週間の始まり！　気合いを入れて、ヘア＆メイク！　今日は大好きな雑誌「ageha」の編集長に会うお約束。いつもよりもますます気合いが入る。まさか入社して１週間で自分のやりたい雑誌のデザインができるとは思わなかった。自分の力を出し切って頑張ろうと誓いながらパンとヨーグルトと野菜ジュースの朝食を摂る。

10：25　出社＆掃除

毎週月曜日は、みんな30分早めに出社して掃除や片付けを。掃除は交代制で、今日は私の当番！　テーブルによっては乾拭きしなくてはいけないものもあるので、間違えないように注意しながら掃除する。新人だけでなく交代制で、上下関係なく掃除をするということに社風が感じられる。

いつもお客様をお通しする応接スペース

11：00　ファッションカタログ冬号のレイアウト準備作業

チームに分かれて、それぞれ作業を行っているファッションカタログ冬号。作業はいよいよ佳境に入ってきた。私はこのファッションカタログのチームにほんの少しだけ遅れて加わったのだけれど、とたんに即現場入り。入社して3日後には、クライアントの会議に出席してました！　今日は撮影後にすぐレイアウト制作できるように下準備に入る。写真をはめれば完成できるくらいまで、レイアウトを詰めていく作業だ。

15：30　昼食

今週は社内に残っているメンバーが少ないために、ひとりゴハンが多そう。いつもは女性の先輩方が会社近くのおいしいレストランに連れて行ってくれるのだけれど……。というわけで、今日は会社近くのカフェでパンとコーヒーをひとりでいただく。ここのパンはおいしい！　朝もパンでお昼もパン。気がつくとパンばっかり食べています。

17：00　雑誌「ageha」編集部へ外出

雑誌「ageha」編集長にお会いするため、社長と一緒に新宿・神楽坂へ。ここの出版社とはとてもご縁があるようで、私が入社してから既に3回目の訪問。訪問するたびにお仕事をいただいています！　今日は昔から読者であった「ageha」の編集長に初めてお会いするので、かなりうきうき＆どきどき！　すると会社入り口で、通り過ぎるかなり素敵なギャルを発見。モデルさんかな～と思っていたら、なんとその編集長さんでした！　かわいすぎる！　こんな編集長がいていいのかしら……。打ち合わせでは私の「ageha」に対する熱意をお話したところ、読者に近い立場で手がけてくれるデザイナーをちょうど探していたとのこと、とても喜んで下さいました。来月号から、ご一緒にお仕事をしていただけるとのことで、とても幸せな気分！