つねに新しい技術やサービスを生み出しながら、可能性を広げつつあるWebの世界。そんな中、インフラであるホスティングサーバには、いったいどのようなサービスが求められているのだろうか。ホスティングサーバ各社がリリースする最新サービスに焦点を当てながら、時代に合わせて進化するホスティングサーバの現状を追った。 文=片岡義明、中村 南 |
●今月のラインアップ |
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専用サーバ最新事情 |
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従来は知識やコストの面で手を出しづらかった専用サーバ。しかし最近は低価格化やマネージド・サービスの普及などにより、プロジェクトの規模にかかわらず幅広い層が使えるようになりつつある。ホスティングサーバ各社がリリースした新サービスやリニューアルの状況を見ながら、専用サーバの現状について考えてみよう。 |
各社で低価格化が進む ここ最近、ホスティングサーバ各社において、専用サーバの新サービスのリリースや、メニューのリニューアルが相次いでいる。専用サーバは1台のサーバのリソースを占有できるというメリットがあるが、その運用や管理のためには専門知識が必要だ。コスト面でも共用サーバに比べて高価で、その上さらに運用コストも上乗せするとなると、小規模なプロジェクトでの利用は難しかった。 専門知識が不要の 運用や管理についても、運用・管理を代行することで専門知識を必要としない「マネージド・サービス」を提供する事業者が増えてきた。これを利用すれば、セキュリティ対策やトラブル時の対応も事業者に任せられるため、クライアントからサーバ管理を一括して請け負っているWeb制作会社でも、本来の目的であるコンテンツ制作に専念できる。 サーバ管理ツールの充実で 一方で、マネージド・サービスを利用しないユーザーでも専用サーバを自らの手で簡単に運用できるように、コントロールパネルなどの管理ツールを充実させる事業者も増えてきた。たとえば(株)ハイパーボックスが提供する「blue Box」では、Sun Cobalt互換の管理ツール「BlueQuartz」を搭載したサーバOS「TurbolinuxAppliance Server 3.0」を推奨している【4】。また、(株)ワダックスの「@Next Style専用サーバー」や(株)シーズの「シーズホスティングサービス」では、コントロールパネル「Plesk」を採用している【5】【6】。 仮想化技術を駆使した このほか、仮想化技術を使った拡張性の高い専用サーバも登場している。ファーストサーバ㈱が提供を開始した「ビジネスプラットフォーム・サービス」がこれだ。同サービスは、マイクロソフト㈱のWindows Server 2008に搭載された「Hyper-V」というミドルウエアを使用しており、CPUやメモリ、ストレージ容量などをデータの移行をすることなく簡単に変えられる。サーバの移行作業が必要ないので、キャンペーンやイベントなどを行うために一時的にリソースが必要なときでも、すぐに対応できるのがメリットだ。これはWebサーバだけでなく社内の業務アプリケーション用サーバなどにも利用可能で、“クラウド”を具現化した先進的なサービスと言える【7】。 【1】「E-server」のWebサイト上では「安さの秘密」を詳しく解説している(http://www.prox.ne.jp/) |
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