FEATURE ARTICLE 1
表現者100人の 「この作品を語らせろ!」
ものをつくること、表現することは葛藤の連続。表現をなりわいにする人たちは、日々、その難しさに立ち向かっています。しかし、ハッとするような、まだ見たことのない表現に出会うたびに、「まだ自分たちも挑戦していける、負けていられないな」と、勇気をもらったりする。また一歩、踏み出してみようと思える。
今月のMdNは、100人の表現者に作品を作った人の工夫や心意気が感じられる作品、作り手の「魂を震わせられた作品」をセレクトしてもらいました。表現者ならではの視点で語る、その視点を知ることができる優れた100の作品カタログです。
表紙イラスト:死後くん
表現する魂を震わせるような作品とは?
世に感動的な作品は数あれど、表現者として魂を震わせられるような作品とは何か。100人の作品とコメントから、表現者ならではの視点を垣間見ることができる特集です。
表現者100人が選ぶ、魂を震わせられた作品
監督にミュージシャン、漫画家、デザイナーまで100人100様のセレクト
自らの表現に影響を与えた作品や、この作り手の工夫はすごい、というものまで100人のセレクトした作品を本人のコメントで紹介。知らない作品も、見たことがある作品も、改めて作り手視点で見たくなる充実のカタログだ。
100人のセレクト作品から一部を紹介!
表紙のイラストを描いてくれたイラストレーターの死後くんは、映画『トゥモロー・ワールド』の長回しシーン。声優の上坂すみれさんは楳図かずおさんの漫画『おろち』、アニメーション監督の藤田陽一さんは塚本晋也監督の『鉄男』をセレクト。その表現の見どころを語ってもらった。
MIKIKO(演出振付家)が語る、『オール・ザット・ジャズ』
小泉徳宏(映画監督)が語る、『風の谷のナウシカ』
tofubeats(音楽プロデューサー)が語る、『光/宇多田ヒカル』
鈴木 心(写真家)が語る、『バーチャファイター2』
福井健策(弁護士)が語る、『ポーの一族』
尾崎世界観(クリープハイプ)が語る、『Another Black Darkness』
今日マチ子(漫画家)が語る、『野火』
伊藤万理華(乃木坂46)が語る、『かくかくしかじか』
田中裕介(映像作家)が語る、『マルホランド・ドライブ』
藤田重信(書体デザイナー)が語る、『祖父江慎+コズフィッシュ』
柴 幸男(劇作家)が語る、『喜嶋先生の静かな世界』
浅野いにお(漫画家)が語る、『グランド・セフト・オート V』
シシヤマザキ(アーティスト)が語る、『ピングー』
and more…
「表現する人を描いた作品」についての6つのコラム
表現するとはどういうことか。描く人、職人、クリエイティブの現場など、表現する人やものづくりに携わる人を主役にした作品を、6つのテーマで取り上げます。物語の中からも、その熱い表現者の魂を感じることができるはず。
・描く人々 編(バクマン。/ハチミツとクローバー/チェイサー/RiN ほか)
・クリエイティブの仕事 編(重版出来!/波よ聞いてくれ/NEW GAME! ほか)
・職人の工房 編(IPPO/繕い裁つ人/緋が走る/天井の弦)
・戦うエンジニア 編(甲鉄城のカバネリ/王立宇宙軍 オネアミスの翼 ほか)
・開拓者たちと市場 編(スティーブ・ジョブズ/ソーシャルネットワーク ほか)
・ものづくり歴史ファンタジー 編(テルマエ・ロマエ/へうげもの ほか)
実写やアニメーションなどの分野で知られるビジュアル・エフェクト。「爆発」「液体」「炎」「煙」「魔法」などの視覚効果演出のことを指します。
本ムックでは、アニメにとどまらず、イラストや漫画なども含め、エフェクト表現=「爆発」「液体」「炎」「煙」「魔法」の描き方、楽しみ方を解説・紹介していきます。エフェクトの名手たちのインタビューも充実。エフェクトに興味がある人なら保存版のムックです。