現代写真の視点を追う写真表現の総合情報誌
PHOTO GRAPHICA[フォトグラフィカ] 2011 SPRING VOL.21 発売中! |
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特 集 1 写真家・野口里佳が撮っているのは、マクロ(巨視)とミクロ(微視)とを行き来する視点で切り取られた、見る人の想像力をかき立てる世界のかたちだ。定まりなく動き続けるこの世界において、“写真は自由”という揺るぎない信念で、創造の輪を広げて活動を続ける、野口里佳の写真を特集する。野口里佳、2010年の新作も初披露。
日本で写真表現が芽生えたのは、大正末期から昭和10年代、いわゆるモダニズムの時代のことだった。フィルムも携帯できるカメラもまだ登場したばかりのこの時代に、写真を表現に押し上げていこうとする多くの若い才能があった。何にも縛られることのない彼らの自由な写真は、いまも色あせることなく輝き続けている。銀塩なのかデジタルなのか、写真なのか美術なのか。写真が揺れているいまだからこそ、本当に自由な写真を見たい。
写真家・野口里佳が注目するふたりの写真作家を紹介する。ひとりは、1970年代より関西を中心に絵画・版画・オブジェ・インスタレーション、そしてガム印画などの古典技法を使った写真など、さまざまなメディアを駆使した作品を発表してきた美術作家・日下部一司。もうひとりは自作カメラを使って自分独自の写真の道を追求している安彦裕介。彼らの作品を見つめることで、あらためて写真の自由を確かめたい。
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