カヤック、個人の専門知識をデジタルミニブックで出版できるサービス「Paberish」
カヤック、個人の専門知識をデジタルミニブックで出版できるサービス「Paberish」
株式会社カヤックは、個人がデジタルミニブック(スクロールブック)を出版できるサービス「Paberish」を提供開始した。
同サービスは個人が専門知識や技術、秘密や体験などをスクロールブックにまとめて専用ストアで出版できるサービス。独自性の高い活動を展開する個人が、専門的な知識や技術を中心に情報を発信できる。
出版の方法は、まずWebサイトからFacebookアカウントでログインし、出版したい情報をエディタで編集して価格を決定して申請する。スクロールブックはアップデートで進化させることも可能。販売価格は著者が設定し、一度販売を停止してアップデート後に再度販売することもできる。
申請後は、Appleによる審査期間を経た後にiPhone向けのストアアプリ「Paberish」にてスクロールブックの販売を開始。同アプリはiTunes App Storeから無料でダウンロードできる。スクロールブックが購入された場合は販売価格の40%が報酬となり、合計が2000円が超えると受け取りが可能となる。
なお、初めてスクロールブックを発売する際は、10名の読者からその著者のスクロールブックが「読みたい!」意思表示を集めて、著者としての承認を得る必要がある。ストアアプリ上で「読みたい!」を集めることが可能。
今後は教育機関や専門機関、専門媒体との提携を検討するほか、html形式、markdown形式、EPUB形式のインポート・エクスポート機能を実装し、Amazon Kindleダイレクトパブリッシング、Kobo Writing Lifeなどほかの電子書籍出版サービスなど同時に出版を可能とする予定。また、サードパーティによる独自エディタ開発をサポートする執筆編集エディタのAPI公開も近日中に対応するとしている。