IPA、ウェブカメラなどのセキュリティについて注意喚起
IPA、ウェブカメラなどのセキュリティについて注意喚起
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、ネットワーク接続の機能を備えたウェブカメラや複合機などのセキュリティ対策について注意を呼びかける文書を発表した。
発表によると、このようなネットワーク接続の機能を備えた機器は、サーバやPCのセキュリティ対策と同様のセキュリティ対策が必要であり、システム管理者は設置している機器の説明書にあるセキュリティ設定を確認するよう呼びかけている。また、従業員や個人事業主は、システム管理者や機器の納入業者に、インターネットから直接機器に接続されないか確認するよう呼びかけている。
セキュリティ対策を行うにあたっては、管理を明確化する方法として、「LANに接続されている機器を洗い出す」「機器がインターネットに直接接続していないか確認する」、機器の設定方法として、「機器の管理者パスワードを出荷時のものから変更する」「機器のアクセス制御機能を有効にし、データアクセス時にID、パスワード等の認証を求める運用にする」、ネットワークにおいて保護する方法として「必要性がない場合には、機器をインターネットに接続しない」「インターネットと機器を接続する場合には、原則ファイアウォールやブロードバンドルーターを設置し、外部からの通信を制限する」といった方法を挙げている。