サイズ、HTML5対応CMS「Web Meister 5」
サイズ、HTML5対応CMS「Web Meister 5」
株式会社サイズは、「HTML5 CMS - Web Meister」のメジャーバージョンアップ版となるCMS「HTML5 CMS - Web Meister 5」の販売を開始した。XMLとXSLTをベースにJavaアプレット上で動作するWeb CMSで、“美しいHTML5を、すべての人に”をキーワードに、マニュアルを必要としない操作性を提供。日本語と英語の2カ国語インターフェイスが用意されており、Internet Explorer/Firefox/Google Chrome/Safariなど複数ブラウザでのマルチプレビュー機能も備えている。
「HTML5 CMS - Web Meister」は、W3Cのホスト機関である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に導入するために2004年に開発された。W3Cが提唱するXMLに基づくアーキテクチャで開発が行われ、もともとのコンテンツ管理構造がWeb標準に則しているため、HTML5での容易な管理が実現されている。「Web Meister 5」より前のバージョンでもHTML5を扱うことはできたが、最新版ではリッチでセマンティックなコンテンツをHTMLの知識を必要とせずに高速で扱えるように改善。HTML5/Ajax/FlashなどのXMLデータ管理を考慮したUIとコンテンツが分離したWebサイトの構築を手軽に行える。
主な機能は「コンテンツの作成・編集」「リポジトリ・バージョン管理」「ワークフロー管理(Standardのみ)」「ファイル公開管理」と4つの基本サブセットで構成されており、マルチドメイン・マルチランゲージサイト対応。マルチデバイスにも対応し、PC/タブレット/スマートフォンの画面サイズに最適化された表示が可能だ。ページや素材に対して、より詳細なアクセス制限や編集権限を付与できるようになるなど、セキュリティ関連の管理機能も強化されている。
共用ASP版の提供ラインナップには、ライセンス費用200万円/月額25万円〜の「Standard」、ライセンス費用120万円/月額15万円〜の「Lite」、ライセンス費用60万円/月額6万円〜の「mini」を用意。「Standard」と他2種の違いは「ワークフロー管理」機能の有無で、公開ページ制限は「mini」が300ページまで/他2種は無制限となっている。「Standard」サーバーインストール版は、ライセンス費用200万円/年間保守費用40万円。