Facebookの2015年は米大統領選やネパール大地震など、日本ではリラックマなども
Facebookの2015年は米大統領選やネパール大地震など、日本ではリラックマなども
2015年12月11日
TEXT:編集部
米Facebookは9日、2015年のまとめと題し、今年話題となったトピック、場所、スタンプなどのランキングを発表した。ここでは、このランキングに基づき、今年1年の締め括りとして、人々の印象に残ったことや、力を合わせて成し遂げたことなどを振り返ってみよう。
TEXT:編集部
米Facebookは9日、2015年のまとめと題し、今年話題となったトピック、場所、スタンプなどのランキングを発表した。ここでは、このランキングに基づき、今年1年の締め括りとして、人々の印象に残ったことや、力を合わせて成し遂げたことなどを振り返ってみよう。
まず“トピックグローバル部門”の1位は、「米国大統領選挙」。さすがはユーザー数1億7000万人を抱えるFacebookのお膝元アメリカ。2016年に4年ぶりに開催され、バラク・オバマ後のアメリカを占う重要な選挙に、皆が関心を持っていることが明らかになった。関心の大きさは、日本に強硬姿勢を示し、反イスラム発言や女性蔑視発言、「メキシコ人は強姦犯」などとセンセーショナルな放言・暴言を繰り返す、共和党候補のドナルド・トランプ氏の存在も大きい。政策などを争点とするはずの選挙で、全く関係のないポイントがクローズアップされることに、民主党の有力候補、ヒラリー・クリントンも面食らっているに違いない。
2位は、11月13日に発生した「パリ同時多発テロ」。集計までのわずかな期間で2位にあがるほど、世界中で話題になっていたことがわかる。Facebookの対応としては、3日後の16日には、これまで自然災害のみに適用してきた安否確認ツール「災害時情報センター(Safety Check)」を本件でも有効化。また、マーク・ザッカーバーグのプロフィール画像を皮切りに、多くの人が哀悼の意を示す、プロフィールトリコロール機能も実現している。ただ、これに対しては、マーク・ザッカーバーグが脳天気に笑う画像であり、日本でもファッション感覚で切り替える人が続出したため、「何のための機能なのか」という、場外乱闘とも言える議論も巻き起こっている。
3位は「シリアの内戦と難民危機」、以下、4位「ネパール地震」、5位「ギリシャ債務危機」と続き、10位以内は、政治・経済・戦争・宗教・自然災害がほとんどを占めている。これらは、普段の会話では話題にするのが非常にナイーブで難しいジャンルだが、Facebook上では活発に議論されていることが浮き彫りとなった。
グローバルでの他の部門での1位は、“スタンプ部門”が「Biscuit in Love(ビスケットインラブ)」、“アスリート部門”「Floyd Mayweather, Jr.(フロイド・メイウェザー・ジュニア)」、“映画部門”「Star Wars: The Force Awakens(スター・ウォーズ/フォースの覚醒)」となっている。
日本で言う“スタンプ”は英語圏では“Sticker(ステッカー)”と呼ばれ、日本人の感覚「かわいい」という感じのものが少ない印象だ。また、ファイトマネーの合計が480億円を超え、世紀の一戦といわれた「メイウェザー対パッキャオ」は、スポーツ界だけでなく、エンタメ・芸能界も巻き込んだ超イベント。ビヨンセやパリス・ヒルトン、マイケル・ジョーダンも観戦に訪れ、一大イベントとなった。
グローバルでの他の部門での1位は、“スタンプ部門”が「Biscuit in Love(ビスケットインラブ)」、“アスリート部門”「Floyd Mayweather, Jr.(フロイド・メイウェザー・ジュニア)」、“映画部門”「Star Wars: The Force Awakens(スター・ウォーズ/フォースの覚醒)」となっている。
日本で言う“スタンプ”は英語圏では“Sticker(ステッカー)”と呼ばれ、日本人の感覚「かわいい」という感じのものが少ない印象だ。また、ファイトマネーの合計が480億円を超え、世紀の一戦といわれた「メイウェザー対パッキャオ」は、スポーツ界だけでなく、エンタメ・芸能界も巻き込んだ超イベント。ビヨンセやパリス・ヒルトン、マイケル・ジョーダンも観戦に訪れ、一大イベントとなった。
ちなみに日本での“トピック部門”のベストスリーは、1位「ネパール地震」、2位「メイウェザー・パッキャオ戦」、3位「エアバッグリコール問題」。“場所部門” のベストスリーは1位「東京ディズニーリゾート(千葉県)」、2位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)」、3位「東京ドーム(東京都)」。“スタンプ部門”では1位「リラックマ」2位「ピスケ&うさぎ」、3位「ガチャピン」となっている。
日本も地震国家だけあり、「ネパール地震」は大きな話題となった。ほかにも、「パリ同時多発テロ事件」や、「シャルリー・エブド襲撃事件」など、痛ましい事件がランクイン。自然災害や宗教が関わることだけに、簡単に解決できる問題ではないが、2016年はこのようなネガティブなトピックが一つでも少なくなれと願わずにはいられない。