NTTとパナソニック、透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末で“おもてなし”サービス
NTTとパナソニック、透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末で“おもてなし”サービス
日本電信電話株式会社(NTT)とパナソニック株式会社は、NTTが開発したデバイス機能仮想化技術と、パナソニックが試作した透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末を活用して、直感的な操作で情報を取得できる“おもてなしサービス”の実現に向けた技術検証を開始した。
同サービスでは、エッジサーバーで分散処理する「デバイス機能仮想化技術」と、パナソニックが試作した透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末を連携させて、対象物をディスプレイに透過して見ながら、デバイス機能仮想化技術上で処理した対象物に関連する情報や映像などのコンテンツを、ディスプレイ上に同時に表示できる。両社は同端末の受容性・有効性を検証するほか、同端末の所要機能・性能や要素技術の改善と、フィールドでの利用検証を行う。
パナソニックが開発した透過型ディスプレイ搭載ポータブル端末(試作機)は、対象物をディスプレイに透過して見ながら、搭載したカメラのシャッターボタンを押すことによって対象物に関連する情報をディスプレイ上に同時表示を行える。ディスプレイ部には、高透過率で画像が鮮明な無機ELデバイスを用いて、発光材料の薄膜生成の改良とガラス基板配線の最適化を行うことにより、透明度を維持しながら無機EL現行品の2倍の輝度を持つ高輝度・高透明度のデバイスを実現した。
試作機の表示可能領域は5型程度で、重量は150g。通信方式はBluetoothを採用している。
パナソニックが開発した透過型ディスプレイ搭載ポータブル端末(試作機)は、対象物をディスプレイに透過して見ながら、搭載したカメラのシャッターボタンを押すことによって対象物に関連する情報をディスプレイ上に同時表示を行える。ディスプレイ部には、高透過率で画像が鮮明な無機ELデバイスを用いて、発光材料の薄膜生成の改良とガラス基板配線の最適化を行うことにより、透明度を維持しながら無機EL現行品の2倍の輝度を持つ高輝度・高透明度のデバイスを実現した。
試作機の表示可能領域は5型程度で、重量は150g。通信方式はBluetoothを採用している。