ワタミが電力小売りに本格参入、お弁当と電力のセットで高齢者見守りサービスも
ワタミが電力小売りに本格参入、お弁当と電力のセットで高齢者見守りサービスも
ワタミ株式会社は23日、子会社のワタミファーム&エナジー株式会社(ワタミF&E)が、家庭向け電力小売事業に参入すると発表した。一般家庭および小規模事業所などを対象に予約受付を開始し、2016年5月から電力供給を開始するとしている。
本サービスは、ワタミの“宅食”と“電力小売り” のセットプランがメイン。契約してメールアドレスを登録すると、電力供給先で電気が使用されたことを知らせる「おはようメール」を1日1回自動送信。高齢者が電気を使って生活していることが、離れて住む家族にもわかるようになっている。
また、ワタミF&E社の供給電力の概要に関しても発表。東京電力管轄地域との比較では、基本料金は同額、電力使用量料金は「120kWhまで・120 kWhを超え300 kWhまで」が0.3%安くなり、「300 kWhを超える分」は10%安くなるとしている。同じく東電管轄地域をモデルにした年間割引額の試算では、現在の契約電力が30アンペアで月に2万円かかっている家庭では、1年で1万3867円の節約ができるとしている。