ホームレスが寝る路上を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」、サミットで展示
ホームレスが寝る路上を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」、サミットで展示
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいは23日、同団体が制作してきたホームレスの人々が普段寝ている場所をモチーフにしたベッド「Homeless Bed Collection」が、G7サミットのNGOセンター内で展示されると発表した。
本デザインは、ホームレス問題への関心を高めるためにオグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン合同会社、大型家具店MEGAMAXと協力してスタートした。美術制作のプロによって作られた“ホームレスの寝床”は、薄汚れたアスファルト、落書きのコンクリートのそばの泥土の空き地、ゴミが散らかるベンチなどさまざま。
今回、伊勢志摩で開催されるG7サミットで展示されるのは、その中でも劣悪な環境を再現したベッド(最上部写真参照)。足下にはネズミが出入りする下水道のマンホール、地面はゴツゴツとして身体を痛める石畳、そして頭には捨てられた新聞や匂いが漂ってきそうな汚いゴミ袋。これが「現在1万人以上もいるホームレスの現状」だと、強いメッセージで訴えかけている。
G7で展示されるものは報道関係向けだが、5月21日から29日の間は、「MEGAMAX 千葉NT店」でも一般向けに展示される。
G7で展示されるものは報道関係向けだが、5月21日から29日の間は、「MEGAMAX 千葉NT店」でも一般向けに展示される。