現地の人にお店を聞ける「Rotip」β版がリリース。サービスデザインは絞られた選択肢から選ぶ時代へ
現地の人にお店を聞ける「Rotip」β版がリリース。サービスデザインは絞られた選択肢から選ぶ時代へ
株式会社livebaseは、旅先で現地の人にお店を手配してもらえるサービス「Rotip(ロディップ)」のβ版を6月30日にリリース。利用条件は20歳以上、β版では主に東京・大阪を中心としたローカリストを表示している。
同サービスは<本当のローカルを体験しよう>というコンセプトのもと開発されたWebサービス。”現地の人が知っている、現地の人が美味しいと思うお店”をユーザーの希望に合わせて紹介、予約をすることができる。何といっても特徴は「グルメサービスなのにお店の情報は一切掲載されていない」こと。写真やレビューがたくさん並んでいるレストラン情報の代わりに、その土地に詳しい”人”の情報が並べられている。登録されている人は「ローカリスト」と呼ばれ、ユーザーはローカリストから最大3つまで希望に沿うお店を提案してもらうことが可能。飲食後に利用料とは別に「チップ」でローカリストを評価することもできる。
近年、こういったマンツーマンでのマッチングサービスは数を増やしており、膨大なデータの中から選ぶよりも<予め絞られた少ない選択肢から選ぶ>コンセプトが日本でも流行しつつある。検索にかける時間や多くの選択肢の中から選ぶ時間を短縮できるだけでなく、リアルタイムに近いレスポンスの速さはユーザーにとっての満足度を高める要因ともなっており、シンプルで分かりやすい構成はサービスに詳しくない層への浸透も早い。Rotipではお店の紹介だけでなく、双方の合意がとれた場合に限り手配してもらった飲食店で一緒に食事することも可能とあって、他のサービスとはまた違ったコミュニケーションの面白さが隠れている。
利用条件は20歳以上に設定されており、現在は東京・大阪を中心として利用が可能。2016年度中には全国で利用できるプラットフォームを目指すとしている。
利用条件は20歳以上に設定されており、現在は東京・大阪を中心として利用が可能。2016年度中には全国で利用できるプラットフォームを目指すとしている。