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未来はここにある!「スタートアップ」と彼らを取り巻く投資家。村田、有安、中西が語る、その魅力と現状

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未来はここにある!「スタートアップ」と彼らを取り巻く投資家。村田、有安、中西が語る、その魅力と現状


TechCrunchTokyo2016 イベントレポート
第1回「変化するスタートアップ投資、その最新動向」

2016年11月21日
文:吉筋 万記(編集部)

[登壇者]
村田祐介氏 インキュベイトファンド 代表パートナー
有安伸宏氏 コーチ・ユナイテッド ファウンダー
中西武士氏 KSK Angel Fund パートナー
[モデレーター]
岩本有平氏 TechCrunch Japan 副編集長




▷回復の兆しを見せるファンド市場と、キャリアとしてのスタートアップ

リーマンショック以降、ようやく回復してきたというファンド組成額。年末の着地点では3500億近くまで到達するだろうと予想した上で、平均2兆円規模のアメリカなど海外の規模に比べたらまだまだ差分がある状態。「ようやく盛り上がってきたところですね。」「大チャンスでもあります。」というコメントが出た上で、「投資とスタートアップ」の現状についてトークが行われた。

「大企業でもスタートアップと連携したい、また大企業にいる人でスタートアップを起こしたいという方がとても増えています。それこそ東大の学生がキャリア選択を変えてきていますね。大企業に行くという選択肢に加えて「起業」が加わったのが最近ではあるのではないかなと。もの凄く熱気があります。起業サークルみたいなものも活発になってきています。」


▷「増加する調達額」と「減少する調達社数」

「大型ファンド、100億超のファンド組成が10本以上今年はもう出来ていて、そのレベルのファンドができると数千万という小さい投資が基本的にできなくなってくるんですよね。そうなってくるとそれなりの評価額になっている会社にそれなりの金額を入れる、ということでシリーズB以降、プレIPOのような割と出来上がった会社に資金が集中していく、資金が投下されていくという現象が一つあります。」
大型調達が増加しているというトレンドについてこう語られた上で、例えばシリーズA企業がエンジェル投資家から資金調達をしたような局面からは調達し辛い状態でもあるという。ファンドが大きくなった分、1億ないし5千万調達したいというとファンドのサイズ感に合わないため、結果として選ばれにくい。しかしながら今年は上半期の時点で10億超の資金調達をした会社が20社を超え、話題となった「メルカリ」のような企業がようやく出てきたという状態でもあると語られた。


▷属性別で見る”投資家”

リーマンショック以前では、金融機関の一部の機能としてエクイティを出していた経緯から、金融機関系VCがトータルのファウンディングサイズの半分以上を常に集めていたという日本でも、その状態は変化しているという。
あまりカテゴライズされないという海外の投資家属性と比べ、日本ではいわゆる「金融機関系」「独立系」「コーポレート系(以下CVC)」「政府・大学系」「エンジェル」など、大まかではあるがその属性は多岐に渡っている。
中でも元々金融機関系で従事していた人々が独立し同等に近いサイズとなってきたこと、大企業がスタートアップと組みたいということでCVCを立ち上げている現状もあり「金融系」「独立系」「CVC」が均衡するようなファンドレイズサイズとなっているという。

「CVCは最近また出始めています。少し前まで大企業がスタートアップにあまり積極的ではなかった理由、いわゆるガラケー中心、自分たちのサービスになかなか紐付けられないという時期があって。それがスマホ中心になって、コネクテッド何がしになってくると、とても相性がよくなった。」

さらにスクリーンには一部の「エンジェル投資家と投資先リスト」が表示され、一時「これはあまり見ないですね。シェア禁止です!(笑)」「公開情報だよね?公開されてますよね?」「(みなさん)バシバシ撮ってますね!」と普段はなかなか公に見ることのないリストに会場が沸くシーンも見られた。
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