エプソンのA2プラス対応プリンタ「SC-P5050」が新登場!バイオレットインク搭載モデルなど2機種を発売
セイコーエプソン株式会社は、大判インクジェットプリンタ「SureColor」シリーズの新機種として、2017年4月17日(月)に10色機の「SC-P5050」シリーズを発売する。最大でA2プラス用紙の出力に対応し、出力解像度が最高2880×1440dpiの製品。高い色再現性が求められるコーポレートカラーなどのプルーフや、特色および広色域が求められるパッケージデザイン、高画質ポスターの作成などにも適している。
今回の新製品の投入により、同社の大判インクジェットプリンタのラインナップにおける10色顔料インク製品は、A2プラス対応 / A1プラス対応 / B0プラス対応の機種の全てで「UltraChrome HDXインク」が搭載されることとなった。「UltraChrome HDXインク」は、フォトブラックインクの顔料粒子量を従来より増量したことで、黒濃度が向上してカラー出力時により立体的な表現を行えるインク。本製品でのブラックインクは、写真に適したフォトブラックとマット系用紙に適したマットブラックを切り替える方式で、そのほかにグレー / シアン / ライトシアン / ビビッドマゼンタ / ビビッドライトマゼンタ / イエロー / オレンジ / グリーンの固定インクを搭載する。
残りの1色の固定インクの選択肢によって、バイオレットインクを備える「SC-P5050V」と、ライトグレーインクを備える「SC-P5050G」という2モデルをラインナップ。「SC-P5050V」は、バイオレットインクの効果で青や紫方向への色再現領域が拡大され、PANTONEカラーチャートで99%のカバー率が達成された。「SC-P5050G」は、ブラック / グレー / ライトグレーの3つのブラック系統インクによって、モノクロ出力時に暗部の細かい階調の変化を忠実に再現できる。本体サイズは863(幅)×405(高さ)×766(奥行)mm、インクカートリッジを除く重量は約52kg、インターフェイスは10/100/1000BASE-TおよびHi-Speed USBで、標準価格は各29万8000円(税抜)。