Google、偽ニュース対策「ファクトチェック」ラベルの表示範囲を拡大へ
米Googleは7日(米国時間)、「Google検索」と「Googleニュース」において、記事の内容が正しいかどうかを明らかにする「ファクトチェック」(事実確認)機能を追加すると発表した。
これまでにもGoogleはWeb上での「偽ニュース」対策を行ってきたが、トランプ大統領が誕生した米大統領選挙での「偽ニュース」の拡散などにより、新たに対応範囲を拡大することになった。
「Google検索」と「Googleニュース」で表示・掲載される記事に対して、新聞社や出版社などのニュースパブリッシャー、事実確認機関によるチェックの上、調査の対象となった記事に関しては「ファクトチェック」の表示と、事実確認を行った組織の名前が表示される。
ユーザーは、ファクトチェックのリンクをクリックすれば、記事が正しいのかそれとも誤っているのか、具体的に明記されたファクトチェックの内容、根拠などが書かれた記事を見ることができる。
ただし、本機能では、一つの記事に対して、異なる機関がチェックした場合、結論が違う場合があるとしている。その場合、ユーザーは、それぞれの情報に基づいて各自で判断を下すことができる。
本機能は、「Google検索」と「Googleニュース」が利用できる世界各国のユーザーに向けて提供される。
発表資料
URL:https://blog.google/products/search/fact-check-now-available-google-search-and-news-around-world/
2017/04/10