Google、虚偽ニュース対策としてユーザーからの「不適切な候補」の報告受け付けへ
Googleは26日、「フェイクニュース(偽ニュース)」への対応策としてユーザーからの報告を受け付けることと、新しいアルゴリズムによる検索ランキングの導入を発表した。
アメリカ大統領選挙での虚偽ニュースの拡散により、多くの批判にさらされたGoogle。その対策として、先日、信頼できる機関によって記事の「ファクトチェック」が行われる新機能を搭載。今回、さらにニュース・記事への信頼性が高まる施策を実行する。
ユーザーからの報告は、ネットではサジェストと呼ばれているオートコンプリート機能に導入。検索ワードを入力すると、そのワードの関連ワードとして、多くのユーザーが検索している言葉が候補としてあがるが、予期しない結果や、不正確または不快な内容が表示されることがあり、それに対してユーザー側からフィードバックを返せるようになる。
また、検索ランキングについては、攻撃的な内容や明らかに誤解を招く情報、低品質な記事が表示されていることがあり、それらの記事の表示順位を下げることになった。これにより、2016年12月に話題になった「ホロコースト否定」のような、不正確な記事が検索結果の上位に表示されにくくなる。
ほかにも、検索表示についてのコンテンツポリシーの見直しが行われ、改善の必要な部分について修正をしている。