中国で爆発的に利用者を増やす自転車シェアサービスmobikeが博多と札幌で運用開始へ
モバイク・ジャパン株式会社は、中国上海発祥の自転車シェアサービス「Mobike」(モバイク)について、福岡と札幌での運用に向けての整備を開始する。
「Mobike」(モバイク)は、中国上海で2016年4月にスタートした自転車シェアサービス。自転車に貼ってあるQRコードを読み込むだけで簡単にロック解除ができ、アプリ内で決済が可能だ。
上海では、地下鉄の出入り口付近など、利便性の高い場所が駐輪スペースとして設定されていて、街中の至る所に自転車が置いてある。
ユーザーは、置いてある自転車を自由にシェアし、目的地付近まで乗っていったら最寄りの駐輪スペースに置くという形で利用できる。
Mobikeの自転車は穴が空いたパンクレスタイヤ(エアレスタイヤ)を採用し、整備にかかるコストも低減し、ユーザーが借りようとしたらパンクしていた、という不便さも解消している。
上海では、Mobikeだけではなく、多くの自転車シェアサービスが参入し、町中では何種類ものシェア自転車が走り回る姿が見られる。
一方、再度利用するために自転車をわざと使いづらい場所に置いてキープしたり、自転車の盗難があったり、子どもをカゴの上に載せて安全性が危惧されたりと色々な問題も発生しているようだ。
まず、福岡と札幌では、専用の駐輪場の整備から始めるというモバイク社。
大都市で、1駅2駅分なら自転車で走りながら街の様子を眺めるというのは、新たな観光スタイルの発掘にもなり、今後のテストの結果が気になるところ。
上海では30分8円~16円ほどと安価で利用できるために、日本でも低価格、高利便性のサービスとして定着が望まれる。