「Helvetica」の企画展、ラフォーレ原宿で開催中
Helvetica
『A tibute to Typography ~ ヘルベチカの過去・現在・未来』展
ラフォーレミュージアム原宿で、28日まで
最も使用頻度の高い書体のひとつとして、世界中で愛用され続けるローマ字書体「Helvetica(ヘルベチカ)」の企画展が、10月21日(火)から28日(火)まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催中だ。
Helveticaは、1957年にスイスのハース鋳造所でデザインされ生まれたと言われるサンセリフ系のローマ字書体。デジタルの時代となった現在でも高い普及率を誇っており、企業ロゴやポスターをはじめ、街中の至るところで広く用いられている。
同展では、会場を「活字の歴史」「グラフィックデザインの潮流」「Helveticaとヴィジュアルアイデンティティ」「アルバムジャケットアートfor Helvetica」「Helveticaの未来」「Helveticaシアター」の6つのキーワードで構成。Helveticaの開発当時の貴重な資料や、Helveticaを使用したポスター、パッケージ、アルバムジャケットなどを多数展示している。
入場者は、Helveticaの誕生から現在までを体系的に学びながら、未来のあるべき姿を一考できる内容となっている。
ラフォーレ原宿の6階にあるラフォーレミュージアム原宿にて開催
Helveticaに関する年表や開発された当時のデザイン資料ととも、現在では貴重となった活版印刷機や活版活字なども展示されている。Helveticaを軸として書体や活字の歴史を知ることができる
Helveticaを使った商品パッケージやアルバムジャケットなども。作品がデザインされた当時のグラフィックデザインの流行も垣間見られる
日本では1964年の東京オリンピックではじめて制定書体された。Helveticaを用いた東京オリンピックのチケットやパンフレットも展示品に
Helveticaをはじめとするタイポグラフィーとデザインに関する書籍や、ポスター、文具など関連グッズの販売も行われている
また、会場内ではドキュメンタリー映画「ヘルベチカ ~世界を魅了する書体~」の特別上映も行われている。同作品は、日本国内では公の上映が行われておらず、同展が唯一の上映となる。入場料は300円。
イベント概要
http://www.mdn.co.jp/content/view/7049/
お問い合わせ先
ラフォーレ原宿
tel 03-3475-0411
url http://www.laforet.ne.jp/