クリエイター必須の“色彩知識”を身につける近道 色彩検定でデザイン力を高めよう!
桜井輝子さん
東京カラーズ
カラーコンサルタント
色彩検定1級取得
―――現在までの経歴をお聞かせください
桜井 社会人になってすぐ、何か手に職をつけたいと感じ始めていた時に、たまたま雑誌で“カラーコンサルタント”という職種があることを知り、とても興味を持ち勉強をはじめました。それから結婚して退職したことを機に、「起業するなら今しかない」と思い、24歳でカラーコンサルタントとして独立・開業しました。 現在はWebデザイン、グラフィックデザイン、建築デザイン、ディスプレイデザインなどの分野におけるカラープランニングと、色彩教育がおもな業務です。かれこれ20年近くカラーに特化した仕事をしていますね。
―――色彩検定を受験されようと思ったきっかけは?
桜井 受験前からすでにカラーコンサルタントとして活動を開始していたのですが、単に「色彩に詳しい」とか「配色が得意です」とアピールするだけでは説得力がありませんよね。自分のスキルを第三者へ客観的に伝えるものとして、資格を取っておくに越したことはないと思いました。
―――受検時のエピソードをお聞かせください
桜井 色彩検定1級では、与えられた時間内で条件に合う配色を考え、実際に配色カードを切って貼る実技試験があるんです。合格するためにタイマーをセットしてひとりで繰り返し練習していたんですが、この経験がシステマチックに効率良く色を選択するための、自分の中でのベースになっていると実感しています。
―――資格を取得後、どのような効果が得られましたか?
桜井 私の場合、1級に合格してから仕事の幅も広がりましたし、社会的な信頼が格段にアップしましたね。やはり知名度の高い資格ですから、名刺や職務経歴書に記載しておくことで、クライアントが安心して仕事を依頼してくれるようになったと感じます。
また私自身も、色彩検定の勉強を通じて、カラープランニングに対する引き出しは広がりましたし、クライアントへ理論的に色を説明できる能力が身についたのが大きなメリットです。
Webデザイン
カラーコンサルタントとして、Webデザイナーの方と一緒に関わった仕事です。最初の打ち合わせの段階で同席させていただいて、クライアントが希望するイメージをヒアリングしながら、Webで使用する配色をデザイナーに提案するのが私の役割です。内容によってユニバーサルデザインを優先すべきか、アーティストが打ち出すイメージを優先させるべきか、など重視すべき色を選びます。色彩検定で学んだノウハウを、状況に応じて使い分けています。

桜井さんが配色を提案したWebサイトの数々
グリーティングカードのデザイン
グリーティングカード会社とのタイアップで発売されたミニカード、グリーティングカードです。「日本の伝統色」シリーズとして、4つの季節ごとに10色ずつテーマカラーをセレクトし、商品展開していきました。企画から色の選定、実際のデザイン作業まで、1年かけて取り組んだ仕事です。こういったカラフルなバリエーションを用意する仕事でも、それぞれの色の個性や相乗効果を理解して効果的に選べるようになったのは、色彩の知識を系統立てて習得できたおかげです。
配色はもちろん、デザイン作業まで取り組んだ作品


