華やかなセレモニーにも、活気づくスポーツの祭典にも、悲惨な事故現場にも——世界中、どんな現場にも足を運ぶ新聞記者とフォトグラファー。彼らが取材し新聞に掲載した一枚の写真がきっかけで、歴史がガラリと変わることもある。写真には、それだけ人の心を動かす強い力があるのだ。1879年の創刊以来、130年以上にわたって時代を鮮明に記録し続ける朝日新聞社には、膨大な写真や映像がストックされている。今回は朝日新聞社の報道写真を簡単に検索して使用できるサービスを、クイズを交えながら楽しくご紹介していきたい。
朝日新聞フォトアーカイブ https://photoarchives.asahi.com/今回クイズとして掲載した写真のほかにも、朝日新聞フォトアーカイブにはさまざまな報道写真がストックされている。朝日新聞のほか、報道写真誌として草分け的存在のアサヒグラフや週刊朝日、朝日ジャーナルなどの雑誌に掲載された写真も入っているため、バリエーションが豊か。アーカイブを見るだけでもおもしろいので、まずはトップページの「法人向けサービス - 新規ID登録へ」から新規ID登録(無料)してみてほしい(※)。ID登録が完了すれば、デジタル化された200万枚超の写真にアクセス可能となる。
報道写真というと、真っ先にモノクロの歴史的写真を連想する人は多いかもしれないが、それだけではない。たとえば過酷な僻地での撮影写真や特別な報道写真など、個人では到底撮ることができない写真が数多く収録されているのだ。たとえば、ここに挙げた「はやぶさ帰還」の写真はどうだろう。そこにコピーをつけるだけで印象的な広告になるような気がしてくる。
掲載する使用媒体や用途、写真の使用サイズによって料金は異なってくる。写真のサイズはさまざまだが、Webはもちろん、すべて紙媒体での印刷に耐えうる解像度を有しているのは大きなポイントだ。スマートフォンからのアクセスが可能なので、出先で急に検索したくなっても、ID登録さえしておけば、すぐに調べることができる。今後はプリントで保存されている写真や日々撮影される最新のものなども続々とデジタル化され、アーカイブに加わる予定とのこと。まだチェックしたことのない人は、ぜひ一度、試してみてほしい。
朝日新聞フォトアーカイブにアクセスすると、「ID登録」は「法人向けサービス」と明記されている。ここで「フリーランスはダメなのか」とあきらめる人も多いかもしれないが、利用目的がはっきりしている場合(「広告制作」「書籍の編集制作」など)、フリーランスでも「ID登録」が断られることはなく、メールアドレスが法人名を含むアドレスでなくても、たとえばGmailなどでも登録できる。「ID登録」をせずに利用できる「個人向けサービス」では、風景、動物、鉄道写真といった肖像権などの権利処理が必要のない限定的な写真しか見ることができないため、プロのデザイナーには、ぜひ「ID登録」しての活用をおすすめしたい。もちろん、登録は無料だ。登録に迷った際は、問い合わせ窓口03-5541-8138までご相談を。
1964年開催の東京オリンピックの1年前に撮影された国立競技場。2020年開催の東京オリンピックではどのような姿になるのだろうか。
11月6日までに新規ID登録していただいた方は、12月25日(金)まで写真利用料金を2割引きといたします。
ID登録の際、使用目的欄に「MdNを見た」とお書きください。
新規ID登録へはこちらから