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point3 Digimarcによる著作権情報の埋め込み


 Digimarcとは、米Digimarc社が提供するデジタル画像の著作権保護の仕組みである。同社にサービスを申し込むと著作権情報の「ID」と、制作者がそのIDを画像に埋め込むのに必要な「PIN」(個人登録番号)が発行される。画像に埋め込まれたIDは専用アプリケーションで検出、Digimarc社のデータベースにある著作権情報を参照することができる。今回のサイトでは、掲載する写真自体が作品として著作権を保護されるべきという認識のもと、サムネール以外のすべての写真画像にDigimarcのIDが埋め込まれている。

IDの埋め込み、検出
 IDを埋め込む方法はいくつかある。もっとも手軽なのは、Photoshopに付属するプラグインを用いる方法だ。IDを埋め込みたい画像を開き、フィルタメニュー→“Digimarc”→“透かしの埋め込み...”を選ぶ(図1)。Digimarc社から発行されたPINとIDを入力し、[出力]、[透かしの耐久度]を設定する(図2)。耐久度は、高くするほど画像の加工や分断に強くなるぶん、同時に画質への影響も大きくなるので注意が必要だ。[OK]を押せば埋め込みは完了、ウインドウタイトルに著作権情報の付帯を示す「(c)」という表記が現れる(図3)。また今回のように多くの画像に同じ著作権情報を埋め込むのにはバッチ処理が可能な「Digimarc Batch Embedder」が便利だ。Digimarc社のサイトで購入できる。
 IDの検出と確認もPhotoshopに付属するプラグインで可能である。確認したい画像を開き、“Digimarc”→“透かしの読み込み”を選択。DigimarcのIDが埋め込まれていればダイアログにID番号とDigimarc社のデータベースへアクセスするためのURLが表示される(図4)。

01(図1) デフォルトでは「pictureMarcデモバージョン」になっており、実際の著作権情報を埋め込むことはできない。Digimarc社のサイトなどでサービスの申し込みを行ってから、[登録]ボタンを押すと出てくるダイアログに、取得したPINとIDを入力する。一度入力した番号は記録され、次からは図2のようにIDが表示される


02(図2) 取得した「PIN」と「ID」を入力する(PINは入力後には確認できないようになっている)。[著作年]や[画像の属性]は必要に応じて画像の用途を限定する。[透かしの耐久度]は、画質とトレードオフなので[確認]ボタンにチェックしてプレビューしながら調節する必要がある。また、埋め込み後に画像の編集やファイルの変換を行った場合でも情報が維持されるので、画像を複製すれば、透かし情報もすべてコピーされることになる。ただし、埋め込みをできるのはJPEGをはじめとする一部の形式だけなので注意が必要だ


03(図3) Photoshopでは著作権情報の埋め込まれた画像を表示する場合、ウインドウタイトルのファイル名の前に「(c)」という著作権記号の表記が付加される


04(図4) “透かしの読み込み”のダイアログ。DigimarcのIDが埋め込まれていればこのようにIDと画像の属性、Digimarc社のデータベースへアクセスするためのURLが表示される。[Web 検索]を押し、ブラウザ上で画像の著作権に関する詳細を見ることができ、著作権情報をFAXで取り寄せることも可能だ

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