書籍、パッケージ、Webなど魅力的な最新のデザインを毎週お届けする連載。デザイン担当者のコメントが読める場合も！デザインの狙いやこだわりをチェックして、デザインの理解度アップに役立てましょう。 

「本」「ポスター」「パッケージ」「映像作品」「Web」など、魅力的な最新のデザインを毎週ダイジェストでお届けします。【一覧はこちら】

書籍カバー 西尾維新『デリバリールーム』

●Designer：祖父江慎＋藤井瑶［コズフィッシュ］
●Illustrator：さめほし
2020 / 講談社

西尾維新の小説『デリバリールーム』。儘宮宮子のもとに一通の招待状が届く。そこには、参加費50万円、デリバリールームへの入室が必須など、尋常ではない申し出が書かれていた。事情を抱える妊婦5人が集うが、一体何が始まるのか!?かわいらしい色使いに反して、溶け落ちていくような女性像がインパクトを与える独特のアートワークは、画家のさめほしによるもの。また装丁はコズフィッシュの祖父江慎、藤井瑶が手がけている。

デジタルコンテンツ  資生堂『肌パフェ SKIN CHECK』

●Senior Creative Director：藤川哲［Momentum］
●Creative Director＋Art Director＋Plannner：青柳真衣［Momentum］
●Web Director＋Art Director：坂本和也［Momentum］
●Copywriter：土佐栄樹
●Designer＋Plannner：結城香織［ワンダラクティブ］
●Photographer：細見恵里［hue］
●Hair & Make：石田美紀［資生堂 ビューティークリエイションセンター］
●Pâtissier：國分真
●Production：ワンダラクティブ
●Web Design：FUTUREK
●Account Exective：国広竜太、小嶋みどり［Momentum］
●PR：深尾麻鈴［Momentum］
2020 / 資生堂ジャパン

2020年10月より公開された、資生堂のデジタルコンテンツ『肌パフェ SKIN CHECK』。コラーゲン研究に基づき設計された「肌状態」や「生活習慣」などに関する質問に答えることで、一人ひとりの肌状態を分析。真皮・表皮・角層……と、目の前で肌パフェが完成していく様子を楽しめるユニークな試みで、結果は75通り。資生堂グローバルイノベーションセンターの研究員監修のもと、パティシエの國分真が色鮮やかで美しいスイーツで肌を表現している。

CDジャケット 三月のパンタシア『ブルーポップは鳴りやまない』

●Art Director＋Designer：斉藤那緒［BALCOLONY.］
●Illustrator：ダイスケリチャード
2020 / ソニー・ミュージックレーベルズ

終わりと始まりの物語を空想するボーカル「みあ」を中心とした音楽プロジェクト、三月のパンタシア。2020年9月には、ブルーな気持ちをポップに昇華できますようにという想いを込めたアルバム『ブルーポップは鳴りやまない』をリリースした。緑がかったブルーの背景とアナログタッチのタイトルロゴとのコントラスト、どこか青春を感じさせるようなアンニュイなイラストが目を引くアートワークに。イラストはダイスケリチャードによるもの。