こんなオフィスで働きたい! 第3回グリー株式会社(GREE) 前編 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

こんなオフィスで働きたい! 第3回グリー株式会社(GREE) 前編

2024.4.25 THU

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オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

第3回 グリー株式会社(GREE) 前編



後編はこちら>>第3回 グリー株式会社(GREE) 後編

インターネットを通じて、世界をより良くする──そのミッションのもとサービスを開始して以来、爆発的に会員数を伸ばしているIT企業がグリー。六本木ヒルズへ移転したばかりの新オフィスに早速おじゃました。



gree_topimage●グリー株式会社

2004年2月、代表の田中良和氏がプライベートでスタートしたSNSが、公開1カ月で会員数1万人を突破したのがはじまり。2006年からモバイル版を本格稼働し、ゲームを主軸としたコンテンツの提供を開始。2008年12月、東証マザーズ市場に上場。現在の会員数は2000万人以上。
http://www.gree.co.jp/






今年7月に移転した新しいオフィスは、大手IT企業が集う六本木ヒルズ森タワー。白を基調としたエントランスが気持ちいい
今年7月に移転した新しいオフィスは、大手IT企業が集う六本木ヒルズ森タワー。白を基調としたエントランスが気持ちいい



エントランスをくぐった先で出迎えてくれるのは超大型のスクリーン「GREE Vision」。国内各県に存在するグリーの会員数にちなんで、さまざまなアートワークが映し出される。


エントランスをくぐった先で出迎えてくれるのは超大型のスクリーン「GREE Vision」。国内各県に存在するグリーの会員数にちなんで、さまざまなアートワークが映し出される。


エントランスをくぐった先で出迎えてくれるのは超大型のスクリーン「GREE Vision」。国内各県に存在するグリーの会員数にちなんで、さまざまなアートワークが映し出される。


エントランスをくぐった先で出迎えてくれるのは超大型のスクリーン「GREE Vision」。国内各県に存在するグリーの会員数にちなんで、さまざまなアートワークが映し出される。
エントランスをくぐった先で出迎えてくれるのは超大型のスクリーン「GREE Vision」。国内各県に存在するグリーの会員数にちなんで、さまざまなアートワークが映し出される。



同じくエントランスの先で出迎えてくれるサーバー。これはグリー設立当初に使用されていたもの。原点を忘れない──そんな姿勢が伝わってくる


同じくエントランスの先で出迎えてくれるサーバー。これはグリー設立当初に使用されていたもの。原点を忘れない──そんな姿勢が伝わってくる
同じくエントランスの先で出迎えてくれるサーバー。これはグリー設立当初に使用されていたもの。原点を忘れない──そんな姿勢が伝わってくる



エントランスの先には、待合室を囲むように用意されたゲスト用のミーティングルーム。全部で19部屋。それぞれの部屋には「San Carlos」「Redwood City」といったIT企業がひしめく西海岸の土地名がつけられている


エントランスの先には、待合室を囲むように用意されたゲスト用のミーティングルーム。全部で19部屋。それぞれの部屋には「San Carlos」「Redwood City」といったIT企業がひしめく西海岸の土地名がつけられている
エントランスの先には、待合室を囲むように用意されたゲスト用のミーティングルーム。全部で19部屋。それぞれの部屋には「San Carlos」「Redwood City」といったIT企業がひしめく西海岸の土地名がつけられている



ミーティングルーム内。据え付けられたのはホワイトボードならぬシルバーボード? いやよく見ると透明ボード?


ミーティングルーム内。据え付けられたのはホワイトボードならぬシルバーボード? いやよく見ると透明ボード?


ミーティングルーム内。据え付けられたのはホワイトボードならぬシルバーボード? いやよく見ると透明ボード?
ミーティングルーム内。据え付けられたのはホワイトボードならぬシルバーボード? いやよく見ると透明ボード?



だだっ広いワンフロアの執務室に174名の社員が集う。写真はエンジニアやデザイナーなどが多く集まる一帯。静かな空間にカチャカチャとキーボードやマウスを叩く音が鳴り響く
だだっ広いワンフロアの執務室に174名の社員が集う。写真はエンジニアやデザイナーなどが多く集まる一帯。静かな空間にカチャカチャとキーボードやマウスを叩く音が鳴り響く



今回お話を聞かせてくださったメディア企画本部の上長、デザイナーの羽根誠さん。左手にウインドウズ、右手にはMacの両刀つかい。取材時はお昼どきだったせいか周囲の人影もまばら
今回お話を聞かせてくださったメディア企画本部の上長、デザイナーの羽根誠さん。左手にウインドウズ、右手にはMacの両刀つかい。取材時はお昼どきだったせいか周囲の人影もまばら



部屋の区切りもなければ、パーティションもないワンフロア主義。社内の風通しの良さはこの上なし。密接な社内コミュニケーションはこういった空間から生まれる
部屋の区切りもなければ、パーティションもないワンフロア主義。社内の風通しの良さはこの上なし。密接な社内コミュニケーションはこういった空間から生まれる



執務室内に設けられたミニライブラリー。「宣伝会議」「ファミ通」「Software Design」といったさまざまな分野の専門誌のほか、国内のファッション誌がズラリ。「アバターを制作する際にトレンドを知る参考にしている」とのこと


執務室内に設けられたミニライブラリー。「宣伝会議」「ファミ通」「Software Design」といったさまざまな分野の専門誌のほか、国内のファッション誌がズラリ。「アバターを制作する際にトレンドを知る参考にしている」とのこと
執務室内に設けられたミニライブラリー。「宣伝会議」「ファミ通」「Software Design」といったさまざまな分野の専門誌のほか、国内のファッション誌がズラリ。「アバターを制作する際にトレンドを知る参考にしている」とのこと



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制作部門と管理部門の境界線のあたりに位置するグリーの代表、田中良和さんのデスク。一般社員と同じデスク、チェアを使用されているため、ご本人がいなければそれとは気づかない。トップと社員が近いのもグリーの方針



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グリーが株式公開した際に受け取ったトロフィー。田中代表のデスクで発見



「モバイル×ゲーム」を特徴とするSNS



──グリーの始まりについて教えてください。



●弊社の代表の田中良和が、PCをプラットフォームとしてSNSを起ち上げたのがはじまりです。当時の田中は会社員でしたから活動自体は完全にボランティアでした。それが友人を中心として爆発的に広がったのがはじまりです。



──その後、ゲームコンテンツを携帯で提供する形でさらに注目された印象があります。



●2006年にKDDIと提携を結んだのがそのはじまりです。それ以前は、PCをプラットフォームとしたサービスを主軸としていましたが、「モバイルの時代が来る」と察知して大きく舵を切りました。現在では、PCのほかにソフトバンクやドコモ、auまですべてのモバイルをプラットフォームとしています。



──モバイルのゲームと、SNSの組み合わせの特徴というと?



●知人とSNSでつながりながら、ゲームの結果を自慢しあうようなコミュニケーションが実現します。PCをプラットフォームとしたオンラインゲームは、より腰を据えてゲームに取り組むものですが、モバイルの場合は、電車の待ち時間、就寝前、通勤中などにある5分、10分の隙間時間を使ったライトな遊び方になる傾向です。



──その場合、ゲーム自体の傾向も異なるのでしょうか。



●そうですね。ワンボタンで簡単に操作できるゲームが受け入れられます。語弊はありますが、極端な話クリックしていくだけでゲームが展開するくらい手軽なゲームが人気です。この手軽さが、細切れ時間でもサッと楽しめる秘訣です。そもそもモバイルでゲームを楽しむ人たちはヘビーユーザーではなく「ちょっとだけ遊びたい」人たち。シンプルな操作性は欠かせません。



──グリーのユーザー層について教えていただけますか?



●男女比が52対48で、一番多いのは20代の34パーセント、次いで30代が26パーセント、40代が18パーセント、18歳未満は15パーセント、18-19歳が7パーセントになります。10代〜20代を中心としたサービスだと誤解されがちですが、意外と30代や40代のユーザーさんが多いのが特徴です。2010年6月の時点での会員数は2125万人でした。


(取材・文:立古和智 写真:原祥子)


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