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榛葉幸哉さん
「FRIEND SHIP RELAY」や「Flag Message」など、さまざまなWeb制作を手がけた株式会社TYOの榛葉幸哉さん。今回のWeb制作への経緯や制作過程、苦労について聞いた。
──TYOさんのところに話がいったのは?
榛葉●博報堂さんのほうからお話をいただいたのが2011年の年明けぐらいです。大きなプロモーションをやるので、そのWeb関連――プロモーションサイトとキャンペーンサイトの企画制作をお願いできないかと。その時点ではジブリさん、横浜市さん、そしてKDDIさんという三社がプロモーションをやるという大まかな話しか聞いていませんでした。
──「Flag Message」はどのような流れで制作されたのでしょう?
榛葉●集まる写真を想定しながら、いかにWeb上でストレスなく見せるか検証、デザインを同時に行っていきました。ご覧の通り「映っている人の表情とメッセージ」がすべてを物語るコンテンツなので、たくさんのすてきな笑顔とメッセージを目にした時は感動しましたね。それを盛り上げるためのデザインや音楽など、演出部分に気をつけながら制作していきました。
Flag Message
──デザイン的な構築でポリシーは?
榛葉●「Flag Message」は、イベントと絡めたコンテンツでしたので、わかりやすく「いいね!」といってもらえるようなところを目指しました。「FRIEND SHIP RELAY」に関しては「ちょっとクセのあるかわいさ」を求め、ブリキを切り取ってそのうえに絵を描がいていくことで独特の質感を出しています。
──成果の実感は?
榛葉●「FRIEND SHIP RELAY」ではFacebook上での施策ということにも関わらず、旧友からコンテンツを通して連絡をもらうなど、プライベートで自分に近しい人に伝わっていったことが感じられてよかったです。「Flag Message」はWeb上だけでなく、たくさんの笑顔とメッセージが横浜の会場や、特設スペースにパネルで貼り出されました。それをみんなが足を止めて眺めていた姿がとても印象的でした。実際に喜ぶ人の姿を見て、実感がわいてきましたね。
FRIEND SHIP RELAY
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