月曜。「mixi Xmas」のUIをデザインしています。 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

1年生デザイナーの1週間



1年生になったら~ 1年生になったら~♪ ということで、デザイナーという職業に憧れる読者のみなさんに先駆けて、一足早くデザイナーになった先輩デザイナーの1週間を追いかけるのが、このコーナーです。夢を現実にした新人デザイナーの仕事と生活ぶりは実際どのような感じなのでしょうか? 毎月第3週に、その曜日の出来事を毎日更新でお届けします!


今月の1年生デザイナー

植木美也子さん(バスキュール)

photo1

〔プロフィール〕

うえき・みやこ●富山県出身の27歳。もともと絵を描くのが好きだった植木さんは、既に中学時代からパソコンで絵を描いていたという。ゲーム業界に憧れて、同志社女子大学の情報メディア学科に進学。ちょうど学科が設立されたばかりだったため、第一期生として基本的なパソコンスキルからメディアアートの制作まで、幅広いクリエイションを学ぶ。さらに、在学中から大阪の制作会社でアルバイトをしながら、実際のビジネス現場でのWeb制作の経験も地道に積む。大学卒業後は、そのままアルバイト先の制作会社に就職。主に企業や法人のコーポレートサイト制作に携わっていたが、ユーザーに楽しんでもらえるインタラクティヴな広告コンテンツを作りたいという気持ちが高まり、クリエイティブ色が強く、独特の企画、表現に長けたバスキュールへの転職を果たす。入社からもうすぐ2年半。入社直後に「mixi Xmas」の立ち上げに関わり、1カ月で90万人を集めた人気のmixiアプリ「the Actress 華麗なる女優たち(ユニリーバ・ジャパン提供)」の制作チームにも参加、今後もみんなが楽しめるmixiアプリをたくさん手がけていきたいと語る。そんな彼女の、「mixi Xmas」初のテレビCM制作秘話も織り込まれた、充実の一週間をお送りします!


バスキュールとは?

2000年7月設立。言葉や世代を超えて世界中の人々に喜んでもらえるコンテンツを生み出すことを目標とし、新たな表現手法やコミュニケーション手法に積極的にチャレンジする、業界の中でも指折りの存在感を示すWeb制作会社。2011年5月には、本格的なソーシャル時代の到来とスマートフォンの普及を見据えて、ソーシャル マーケティングサービスを企画・開発・提供する「株式会社バスキュール号」を設立したばかり。

http://www.bascule.co.jp/



月曜。「mixi Xmas」のUIをデザインしています。


10:00 起床

急いで支度をして、家を出ます。毎朝、東京タワーの前を自転車で通り抜けます。


13cut01
▲東京タワーとマイ自転車、撮影してみました


11:00 出社

エントランスでオッティキ像たちが迎えてくれます。


13cut02
▲あのmixiアプリ「お宝ほりっく OTTIKI」のキャラクターです


11:10 朝ごはん

人気のお弁当屋さんで朝ごはんを買ってきました。この日はビビンバ丼をチョイス! ちょうど先日担当していたインターンの子から会社にお手紙が届いたので、さっそく読むことに。バスキュールでは、例年1名、インターンの学生さんを招いています。いただいたインターンレポート、素敵にデザインされた表紙に感動!


cut_add
▲インターンレポートを読みながら、ビビンバ丼をがっつりいただきました


11:30 仕事開始

バスキュールのユニフォームである“バスキュールパーカー”を着用して仕事開始! パーカーはフードがマスクにもなる仕様で、かなり気に入ってます。装備効果として、仕事速度が通常時の1.5倍になります(私調べ)。バスキュールに入社すると、お祝いに、バスキュールのオリジナルグッズをいろいろともらえます。このパーカーを始め、トートバッグ、キャップやオリジナルノートなどなど。さあ、今日も気分を上げて頑張るぞー!


14cut04
▲バスキュールオリジナルバーカーをフル装備するとこんな感じです

basculeshugou
▲バスキュールオリジナルバーカーをみんなで着用した集合写真


今冬に公開されるmixiアプリ「mixi Xmas」のUIをデザインしています。前年は、キャンペーン開始から58時間で登録数100万人を突破し、トータル約267万ユーザーが体験してくれた超大型アプリ! 気合いを入れて仕事に取りかかります。 「mixi Xmas」は友人の靴下にベルを鳴らしあうというシンプルなアプリです。この日は、抽選で当たるプレゼント一覧画面を制作しました。どうデザインすればクリスマスシーズンのシズル感を出せるか、クリスマスプレゼントのワクワク感を伝えられるか、そして、ユーザーを応募までのアクションに迷いなくたどり着かせることができるか。そんなところに重点をおきながらレイアウトしていきます。


13cut04
▲昨年の「mixiXmas」はこんな感じでした


14:00 ブレイクタイム

ヨーロッパ周遊から戻ってきたディレクターの澤山さんが、大量の素敵雑貨とお菓子をお土産に買ってきてくださいました。7階のカフェスペースで、みんなでわいわい盛り上がりました。


13cut08
▲7階のカフェスペースはみんなの憩いの場。コーヒーも自由に飲むことができます


15:00 「mixi Xmas」の進捗ミーティング

バスキュール号の大阪オフィスとテレビ会議に入ります。各々のタスクと、スケジュールを確認していきます。この日の時点でデザインのスケジュールが3日押していたので焦りつつ、巻き返さなければと気を引き締めます。


13cut05
▲大阪チームとテレビ会議の図


16:00 クリスマスへのモチベーションを上げる

クリスマス気分を高めるために、倉庫から早々とクリスマスツリーのオーナメントを引っ張り出してきたり、会社の人から借りたクリスマスの絵本を見たり……。作業用BGMは、もちろんクリスマスソングメドレーです(キリッ)。


13cut06
▲クリスマスグッズに囲まれながら、ラフスケッチに没頭しています


18:00 UIデザインをチェックしてもらう

アートディレクターの河合さんに、今進めているデザインをチェックしてもらいます。河合さんは、ポケモンや文部科学省のUIデザインをされていた尊敬すべき先輩。一つひとつのアドバイスがとても的確です。ここで、レイアウトや色使いの細かいチェックが入りました。


14cut05
▲河合さんからUIデザインについて、細かく指導を受けました


19:00 UIデザインの修正作業

先ほどのフィードバックを受けて、デザインを修正していきます。作業の合間に、隣で楽しそうに仕事しているチームをのぞき見。バスキュールの職場は、みんな和気あいあいとしています。


14cut08
▲隣のチームをちょっとのぞき見


20:00 夕食

同僚のアシスタントディレクター荒木さん(通称:アラキティ)とすき家に出かけます。荒木さんとは、一緒に富士そばにも行く仲。この日は、社内でだれが『魔法少女まどか☆マギカ』の各キャラクターの配役に適しているかを熱く語り合いました。


14cut09
▲行きつけのすき家です

14cut10
▲同僚の荒木さん。前髪がファンキーです

14cut11
▲ネギ玉牛丼に向かう私を撮影してもらいました


20:40 仕事再開 イラストの資料探し

「mixi Xmas」に使うアイテムイラストのテイストを探るため、いろいろなゲームアプリで使われているイラストをチェックします。コミカルなデフォルメタッチでせめるのか、はたまたリッチなリアルテイストでせめるのか、いやいや、その中間が良いのか……。いろいろとチェックしていたら、ちょうど「マフィアウォーズ2」が公開されていたので、ついついやりすぎて全然作業が進みません!?



23:00 明日の資料チェック

明日は「mixi Xmas」のCMのオーディションに同行する予定。実は先週末にも一度オーディションを行ったのですが、どうしても決まらない役どころがあり、2回目となります。これまでのCMコンテや設定資料、メールのやりとりなどを見返しておきます。



24:00 帰宅



26:00 就寝



twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在