こんなオフィスで働きたい! 海外編 Evernote Corporation 第4話 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

こんなオフィスで働きたい! 海外編 Evernote Corporation 第4話

2024.4.19 FRI

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オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

スピンオフ企画(海外編)Evernote Corporation 第4話



第1話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第1話(7月17日公開)

第2話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第2話(7月24日公開)

第3話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第3話(7月31日公開)

第4話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第4話(8月7日公開)


「すべてを記憶する」というキャッチコピーのもと登場したクラウドサービス「Evernote」。時間や場所を問わず、あらゆるアイデアやひらめき、体験、ドキュメントなどを、身近なデバイスで記録し、あとからいつでも引き出せるサービスである。サービス開始から5年、すでに6,500万以上のユーザーを獲得している人気オンラインサービスを手がけるEvernote Corporationの、ユニークなオフィスに潜入した。



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Evernote Corporation

2008年、「Remember Everything(すべてを記憶する)」をコンセプトに、あらゆる情報を“記憶”し、いつでも引き出して活用することができるサービス「Evernote」をラウンチ。現在のユーザー数は6,500万人以上。シリコンバレーの企業としてはめずらしく「100年続く企業にする」ことを目標に掲げている。本社の所在地は、カリフォルニア州レッドウッドシティ。2010年には、500万人以上のユーザーがいる日本にも拠点を開設。CEOのフィル・リービンは親日派としても知られている。

https://evernote.com/







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無料で提供されるランチ。これもシリコンバレーらしい光景のひとつ



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奥に見えるのが、ノートパソコンを置けるトレッドミル。座り仕事の多いエンジニアにとっては、運動不足解消の助けに



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オフィスには、ちょっとした打合せに使用できるスペースが点在している。コミュニケーションを重視するEvernote社ならではだ



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固定のデスク以外にも、気分を変えて仕事したり気軽にミーティングできるスペースが豊富なオフィス



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Evernoteのロゴが配された自転車



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手にしたマシンにはEvernoteのロゴ




100年続くスタートアップ企業をめざして


──Evernoteに関連するさまざまなアプリケーションがリリースされています。いずれも「記憶する」「保存する」といった機能を持っていますね。


●Evernoteは、アプリというよりも「記憶を預かるプラットフォーム」といったほうがいいかもしれません。あらゆる情報を保存し、あとから活用できるようにする。これがEvernoteの基本的な役割です。一方、「Evernote Food」や「Evernote Hello」は特定の利用シーン向けのアプリ、「Skitch」はビジュアルでの表現や伝達方法を可能にするアプリで、日常をより記憶しやすくするように設計されています。

私たちは人々の生活を、より豊かに、よりスマートにするサービスを提供したいと考えていますが、すべてを記憶したり保存できたとしても、それを思い出したり発見できなければ意味がありません。そのため、たとえばEvernoteには「関連するノート」を表示する機能があります。これはノートを新しく作成した際に、あなたが忘れているかもしれないノートを表示する機能です。オフィス内でも「偶然のコミュニケーションを演出する」といった話をしましたが、これも同じこと。「そういえば、こんなことがあったな」という偶然の出会いを設けることで、新しいアイデアが生み出される可能性を高めています。


──日本にも拠点がありますが、御社にとって日本のマーケットの位置づけは?


●リリース当初から、Evernoteを積極的に利用し広めてくれたのが、日本のユーザーです。また連携アプリやパートナー製品もたくさんリリースされており、それらの発想とクオリティには、目を見張るものがあります。日本オフィスは、このマーケットにしっかりコミットしていくことを目的として、2010年に開設されました。


──今後の展望について教えてください。


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●Evernoteは、100年続くスタートアップ企業(100-year startup)をめざしています。それもスタートアップならではの柔軟性、スピード感、クリエイティビティ、風通しの良いチーム体制を維持しながら成長することを目標にしています。。シリコンバレーでは「ある程度成長したら売却する」といった出口(Exit)戦略があるのが普通ですので、この「100年続く企業を作る」という姿勢は希なものといえるでしょう。これはフィルが日本の内田洋行を訪問した際に影響を受けたものです。

それに人にとって大切な記録、記憶を預かるサービスを運営する以上、Exitせずに企業とサービスを存続させる責任もあります。今後もEvernoteは、人の日常やビジネスをより豊かにする、あるいはもっと便利にする、および効率的にするサービスを提供していきます。


(取材・文:立古和智)


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