03 文字のサイズとフォント・文字色
文字を入力したら、サイズや書体(フォント)などを設定する。デザインでは、文字は重要な要素であり、これらの設定が非常に重要なポイントになる。ここでは、各項目の設定方法を見てみよう。
文字サイズの設定
設定方法は4種類あり、いずれかの方法で行う。
1つ目は、[フォントサイズを設定]のアイコン部分にマウスを合わせると、マウスポインタの表示が指先と左右の矢印の表示に切り替わるので、このときドラッグする。
2つ目は、[フォントサイズを設定]のテキスト入力部分に直接数値をキーボード入力し、returnキーまたはenterキーを押す方法だ。
3つ目は、[フォントサイズを設定]のテキスト入力部分の右側にある下向きの三角形をクリックし、表示されるリストからサイズを選択する方法だ。
4つ目は、“編集”メニュー→“変形”→“拡大・縮小”を選択し、バウンディングボックスをドラッグする方法だ。そのままドラッグすると、文字は任意の縦横比率に変形される。shiftキーを押しながらドラッグすると文字の縦横比率は保たれる。
Photoshop CS2の文字のサイズの単位は3種類から選択できる。作業のしやすい単位に設定しよう。設定方法は“Photoshop”メニュー→“環境設定”→“単位・定規”を選択し、[環境設定]ダイアログボックスの[単位]の[文字]の項目を[pixel][point][mm]から選択する。
フォントの設定
書体のことをフォントといい、フォントにはバリエーションが用意されているものが多い。文字の線の太さを「ウエイト」と呼び、[W3]や[Bold]のように表記される。ただし、フォントによってはバリエーションがないものもある。
文字色の設定
column 1文字ずつ各種設定を変更する
文字のサイズやフォント、色は1文字ずつでも設定することができる。文字ツールを選択したら、設定を変更したい文字をドラッグして選択状態にして、各種設定を行う。よければ、オプションバーの[現在の編集をすべて確定]ボタンをクリックする。
column 「スタイル」の適用
文字にはレイヤーの画像と同様に[スタイル]や[レイヤースタイル]が適用できる(詳細は「テクニック4:スタイルとフィルタの基本」を参照)。また、スタイルを適用したあとでも書体やサイズの変更や、文字の編集が可能だ。
テクニック6 -(1) 文字の基本
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Photoshop超基本のテクニック7
テクニック1:画像補正の基本
テクニック2:選択範囲の基本
テクニック3:レイヤーの基本
テクニック4:スタイルとフィルタの基本
テクニック7:描画の基本