第14回 is_homeなどの条件分岐でカテゴリ毎や固定ページに画像を表示させる
こうすることで、ビジネスサイトでもオリジナルブログでも自分で設定しなくても適切に自動表示させるなどができるので運用更新が少し楽になります。画像をページ毎に変更する方法はたくさんありますが、今回はif文だけでできる簡単な記述で行なっています。この方法は非常にシンプルですが、WordPressを利用する場合に最も基本的な考え方のひとつになりますので、是非覚えて使っていきましょう!
解説:(有)ムーニーワークス ハヤシユタカ
●ページの内容に沿ったグラフィック画像を表示する
URL:http://wordpress-book.webdesignmatome.com/
各ページを見ていただくとグローバルナビゲーションの下にグラフィク画像があります。これらは手作業ではじめにテンプレートファイルに設定することも可能ですが、今回は条件分岐文を使用してそのページの特性を判別して自動的に振り分けるようにしてみたいと思います。
●ホームかどうかを判別するis-home()
このif文の形はJavaScriptを勉強したことのある人でしたら馴染みのある記述だと思います。
今回はこの記述をheader.php内に記述します。header.phpはすべてのファイルで読み込みますので、共通部分としてそこに条件分岐させることによってページ属性にあわせて自動的に振り分けをさせます。
○コピー用 <?php if(is_home()): ?> <img src="<?php bloginfo('template_url'); ?>/images/gra_main.jpg" width="960" heigh="300" alt="" /> <?php else: ?> <img src="<?php bloginfo('template_url'); ?>/images/gra_news.jpg" width="960" heigh="70" alt="" /> <?php endif; ?> |
●特定のカテゴリかどうかを判別するis_category
○コピー用 <?php if(is_home()): ?> //ホームであればここに記述したものを実行 <?php elseif(is_category('products')): ?> //カテゴリスラッグが「products」であればここに記述したものを実行 <?php else; ?> //それ以外ではここに記述したものを実行 <?php endif; ?> |
こうすることで特定のカテゴリを条件式の中にいれることができます。
こちらもJavascriptのif/elseif/ese文と考え方は同じになります。
●is_category内に複数のカテゴリを設定する場合
○コピー用 <?php elseif(is_category( array('products','products_a', 'products_b','products_c','products_d') )): ?> |
●特定のカテゴリの個別投稿ページかどうかを判別するin_categor
○コピー用 <?php elseif(is_category( array('products','products_a', 'products_b','products_c','products_d') || in_category( array('products','products_a','products_b', 'products_c','products_d') ) ): ?> |
●特定の固定ページかどうかを判別するis_page
○コピー用 //固定ページのスラッグ名「contact」の場合 <?php elseif(is_page( 'contact' ) ): ?> //固定ページのスラッグ名「campany」と「access」の場合 <?php elseif(is_page( array'campany','access')) ): ?> |
●その他の判別
404ページの判別には「is_404」を使用します。検索結果の判別には「is_search()」を使用します。
用途にあわせて他にもさまざまな条件分岐のタグが用意されていますのでやりたいことにあわせて調べて行きましょう。
●条件分岐タグ - WordPress Codex 日本語版
URL:http://wpdocs.sourceforge.jp/Conditional_Tags
今回は以上になります。
今回とりあえたサンプルは、WordPressでビジネスサイトでよく使用する表現をすべてまとめた著書「WordPress 3.x 現場のワークフローで覚えるビジネスサイト制作」のサンプルを使用しています。本書ではサイト作りのすべてのソースコードを用意して迷うことなくWordPressでビジネスサイト作るの工程を学べる内容となっております。
どのようなページを作れるかなどは、こちらにサンプルサイトと本の内容をまとめてありますのでWordPressでのサイト作りに興味を持ちましたら是非こちらもご覧ください。
URL:http://www.html5-memo.com/other/wordpress-book/
次回は、プラグインを使用してGoogleMapsを簡単により場所を正確に読み込む方法について解説していきたいと思います。
●本連載で使用しているサンプルサイトをゼロから作成できる書籍
サンプルデータと掲載コードもダウンロードできるので、PHP言語に不慣れな方でも順を追ってステップを進めていけば、WordPressのしくみからテンプレートタグの使い方、カスタム投稿タイプ、固定ページなど、WordPressサイトの制作に必要な知識と技術を身につけられます。
【林 豊】 1999年よりデジタルハリウッドでWEBコースの講師を担当、2001年に有限会社ムーニーワークス(http://www.moonyworks.com/)を立ち上げWEBの企画・制作、セミナー講師やWEB運用の企業研修なども行っている。
●HTML5でサイトをつくろう:http://www.html5-memo.com/
●Webデザインクリップ:http://webdesignmatome.com/
●jQurey mobileでサイトをつくろうjQuery Mobile:http://jquerymobile-memo.co/
【著書・共著】
●WordPress 3.x 現場のワークフローで覚えるビジ?ネスサイト制作 (2012/9/20)
●WebデザイナーのためのHTML5入門 (2012/08)
●ポケット詳解 jQuery Mobile辞典 (2012/05)
●すべての人に知っておいてほしい HTML5 & CSS3 の基本原則(2012/10/20)
●すべての人に知っておいてほしい スタイルシートデザインの基本原則(2012/5/25)