CREATIVE POINT A |
窓辺で花をぼかして撮影する |
KEY WORD 1 |
「Lensbaby」を使用する |
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KEY WORD 2 |
画面の中での色の配置を考える |
光の差し込む窓辺で、花をぼかして撮影する。ここでは一眼レフのカメラに「Lensbaby(レンズベビー)」という蛇腹になった、特殊なレンズをつけて撮影している。Lensbabyは、蛇腹の部分を伸び縮みさせることによってピントを調整するようになっており、画面の中の右上のほうをぼかす、左下だけピントを合わせるといったように、被写体との距離とともに画面の中でのピント・ぼけ具合を自由に調整できる。このレンズでは、ぼけている部分には激しくぼけが生じるため、被写体そのものの形はそれほど関係がなくなる。また、遠くのほうに赤い物や青い物などをおいて、画面の中に色彩的なバリエーションができるようにする【1】。このような写真は、何が正解といったものではないので、いくつかのパターンでできるだけ多く撮影しておき、あとでデザインに使用する際に選択するとよいだろう【2】【3】【4】。
【1】光の差し込む窓辺で、花をぼかして撮影する。背景にも色のバリエーションを感じさせるようなものを用意する
【2】ぼかしを強めて撮影し、少しだけ動きを感じられるようにしてみた
【3】花にフォーカスして接写した。ぶれの効果が柔らかさを演出している
【4】花弁の立体感を感じさせることを意識した。いくつかのパターンでできるだけ多く撮影しておく