いまどきのデザインアイデア
	ファンタジックな効果を加えたいときに 写真をドット状に輝かせる画像加工

制作・文　小濱真吾
URL　www.shingo-kohama.com/
使用ソフト　Photoshop CS/CS3


まずは、ベースになる画像をPhotoshopで開き、背景レイヤーを複製して［描画モード：オーバーレイ］に変更する1-1。次に、空の素材画像を前面に配置して、“ノイズ”→“ダスト・スクラッチ...”フィルタを任意の値で適用1-2。このレイヤーを、［描画モード：ピンライト］に変更する1-3。

1-1


1-2


1-3



ここで、背景レイヤーをコピーし、新規ファイルを作成してペースト。このファイルをグレースケールに変換して“ピクセレート”→“カラーハーフトーン...”フィルタを任意の値で実行2-1。続いて、階調を反転し、選択範囲メニュー→“色域指定...”で白い部分を選択してdeleteキーで削除。このレイヤーを、工程1のファイルの最前面にコピー＆ペーストし、［描画モード：乗算］、［不透明度：30％］程度に変更。このレイヤーをさらに複製して、“ぼかし”→“ぼかし（ガウス）...”フィルタを適量かける2-2。

2-1


2-2



工程2と同じ要領で、空の素材画像をカラーハーフトーン加工したレイヤーを1枚作成して最前面に重ね、“ぼかし（ガウス）...”フィルタを適量かけたあとで［描画モード：オーバーレイ］、［不透明度：100％］に変更する3-1。次に、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“色相・彩度...”を［色相：180］、［彩度：64］程度で適用3-2。あとは、背景レイヤーを2回複製して最前面に移動し、それぞれ［描画モード］を［スクリーン］と［オーバーレイ］に、［不透明度：40％］程度に変更すれば完成。

3-1


3-2





本記事は『MdN』2009年9月号（vol.185）からの転載です。


そのほかには下記のような記事が掲載されています。
（クリックすると画像が大きく表示されます。）


特集のすべての記事は誌面でお読みになれます。
月刊『MdN』掲載記事号の情報はこちら！