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Web制作会社おすすめ! クラウドと専用サーバの“いいとこ取り”を実現した新世代のホスティングサーバ「RouteCloud」

2024.4.20 SAT

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RouteCloud


初期費用の安さや納期の早さなどクラウドにはさまざまな利点があるが、その一方で既存のホスティングサーバにも、固定化された料金や安定したパフォーマンスなど優れている点は少なくない。そのような中、クラウドと従来型の専用サーバ双方のメリットを兼ね備えた新たなサービスが登場した。それが(株)スカイアーチネットワークスが提供する「RouteCloud」だ。

(株)スカイアーチネットワークスと言えば高品質なフルマネージド・サービスを提供する会社として知られているが、そんな(株)スカイアーチネットワークスが満を持してリリースした「RouteCloud」とはいったいどのようなサービスなのか、同社の営業本部 アカウントセールスグループ 大村昌之氏に話をうかがった。


大村昌之氏
(株)スカイアーチネットワークス
営業本部 アカウントセールスグループ 大村昌之氏



スカイアーチネットワークスのWebサイト
フルマネージド・サービスをはじめ幅広いサービスを紹介している(株)スカイアーチネットワークスのWebサイト(画像をクリックするとサイトが開きます)



RouteCloud

ユーザー側でroot権限を管理するセルフマネージド型の専用サーバ・サービスで、2011年1月4日に提供を開始。初期費用は無料で、月額料金は21,000円、年額では210,000円となる。提供されるサーバは物理的には1台だが、最初から仮想化された状態で納品され、2台の環境を利用できる。コントロールパネルはGUIで各種の設定を行える「Webmin」をインストール済み。1ヶ月単位で申し込めるので、初期費用を安く抑えて短期間で利用するのに最適なサービスとなっている。


「RouteCloud」のWebサイト
RouteCloud」のWebサイトではクラウドと専用サーバのメリットとデメリットをていねいに解説(クリックで拡大します)



◆わずか10分で即時納入されるクラウド型専用サーバ

──「RouteCloud」のコンセプトは?

大村●一言で表すと“クラウド型専用サーバ”です。パブリック・クラウドサービスと従来型の専用サーバ・サービスの利点を併せ持った、新しいタイプのホスティングサーバを目指しました。レンタルサーバの料金体系を見ると、初期費用が高くて月額料金が安いというケースが多いのですが、「RouteCloud」はクラウドを意識した料金体系となっており、初期費用は無料、月額21,000円のみで利用を開始できます。

──サーバ管理はユーザー側で行うのでしょうか?

大村●「RouteCloud」はお客さまにゲストOSのroot権限をお渡しするセルフマネージド型のサービスです。これまで当社はroot権限をお預かりするフルマネージド・サービスに力を入れてきました。セルフマネージドの専用サーバも提供してはいたのですが、初期費用が必要だったこともあり、短期間での使用には向きませんでした。そのような用途にはVPSサービスをおすすめしていたのですが、お客さまによっては個人情報保護や内部統制により、専用サーバでなければいけない場合もあります。「RouteCloud」は初期費用が無料なので、キャンペーンなどの一時的な用途でも気軽にご利用いただけるようになりました。

──一時的な用途となると納期も気になりますが、申し込んでから利用開始まではどれくらいかかるのでしょうか?

大村●あらかじめユーザー登録しておけば、申し込んでから最短10分で利用可能になります。これまでのセルフマネージド・サービスやVPSサービスの場合、利用開始まで2~3日はかかっていたのですが、「RouteCloud」では当社のWebサイトでユーザー情報を登録し、マイページからサービスを申し込むだけで、使い始めるまでのプロセスが自動化されています。めんどうな手続きを省くことで、クラウドに負けないようなレスポンスのいいサービスを実現しました。また、利用開始後も管理画面から申し込めば10分で専用サーバを追加できます。複数台構成も構築できるので、アクセス数に応じて柔軟に構成を切り替えられます。


ユーザー登録は最短1営業日、サービス申し込みは最短10分で完了
ユーザー登録は最短1営業日、サービス申し込みは最短10分で完了(クリックで拡大します)

──納品時にはサーバの中身はどのような状態になっていますか?

大村●専用サーバということでお客さまにはサーバ1台をまるごとお渡しするわけですが、その中にはあらかじめ仮想化されたゲストOSがふたつ入っています。OSはホスト・ゲストともにCentOSで、仮想化ソフトには米Citrix社の「XenServer」を使用しています。片方のOSには2vCPU(仮想CPU)でメモリが2.5GB、HDDが300GBと容量を十分に確保して、もう片方には1vCPUでメモリが1GB、HDDが150GBというスペックを割り当てています。スペック変更については、HDD容量の割り当ては固定化されていますが、vCPUとメモリは変更可能です。コントロールパネルはGUIで簡単に操作できる「Webmin」で、お客さまはすぐにサーバを立ち上げて使い始めることができます。ゲストOSのroot権限はお客さま側で管理していただきますが、ホストOSの管理は当社で行います。ゲストOSの監視ツールにはオープンソースの統合監視ツール「ZABBIX」のuser権限をお渡しします。


「RouteCloud」で提供されるハードウエアのスペック
RouteCloud」で提供されるハードウエアのスペック(クリックで拡大します)

──仮想化されたふたつの環境は、どのような使い方を想定しているのでしょうか?

大村●弊社のイメージとしては、本番環境とテスト環境とで切り分けてご利用いただくことを想定しています。「RouteCloud」のサービスを提供するにあたって、さまざまなWeb制作会社さまのご意見をうかがったのですが、色々と構築事例をお聞きすると、本番とテスト環境のふたつの環境をつくっている方が多いことがわかりました。それならば最初から付けてしまおうということになったのです。このように最初からふたつの環境が用意されているのは当社ならではの特徴だと思います。

──Web制作会社から寄せられた声としては、ほかにどんな要望がありましたか?

大村●もっとも多かったのは、バックアップのご要望ですね。データのバックアップについては専用HDDの追加オプションで1カ月契約で月額10,500円、12カ月契約だと月額8,750円(年額105,000円)でのご提供となります。これとは別にシステムイメージのバックアップについても、専用のハードディスクを利用しています。バックアップについては、どれくらいの頻度で取るかという問題もあれば、何世代前まで取るかという問題もあるし、バックアップ内容もデータだけでなくOSやアプリのレイヤーまで保存しておきたいというご要望もあります。お客さまによってお求めになる内容はさまざまですが、とにかく「データを守りたい」という思いは一緒なので、この点についてはご意見をお聞きしながら、リクエストにはできるだけお応えしていきたいと考えています。

──セキュリティなど、そのほかのオプションについてはいかがでしょうか?

大村●セキュリティについては共有型のファイヤーウォールが1カ月契約で月額10,500円、12カ月契約だと月額8,750円(年額105,000円)で利用可能で、IPS(不正侵入の防止システム)の機能も標準で搭載されています。これに加えて専用ファイヤーウォールもご用意しています。こちらは1カ月契約で月額31,500円、12カ月契約だと月額26,250円(年額315,000円)とコストはかかりますが、より安全性の高い環境が必要なお客さまにはおすすめです。このほかのオプションとしては、IPアドレスの追加が1カ月契約で月額2,100円、12カ月契約だと月額1,750円(年額21,000円)で、DNSの追加を1カ月契約で月額1,050円、12カ月契約だと月額875円(年額10,500円)でご用意しています。いずれも初期費用は無償です。


豊富に用意されるオプションサービス
豊富に用意されるオプションサービス(クリックで拡大します)



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問い合わせ先:(株)スカイアーチネットワークス
URL:http://www.skyarch.net/

「RouteCloud」
URL:http://route.skytown.ne.jp/

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