Lesson 02 3段組みレイアウト - 固定枠のマルチカラム(2) - Webデザイン表現&技法の新・スタンダード・レイアウト編 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

Lesson 02 3段組みレイアウト - 固定枠のマルチカラム(2) - Webデザイン表現&技法の新・スタンダード・レイアウト編

2024.4.20 SAT

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Webデザイン
表現&技法の
新・スタンダード


Lesson 2 固定枠のマルチカラム(2)
3段組みレイアウト

制作・文 境 裕司
To Use CSS
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Webサイトの大半はページの幅をピクセル値で固定するフィックスドレイアウト(Fixed Layout)である。どのような閲覧環境でも、1つのデザインを崩すことなく表現できるのが利点だ。 Webサイトの大半はページの幅をピクセル値で固定するフィックスドレイアウト(Fixed Layout)である。どのような閲覧環境でも、1つのデザインを崩すことなく表現できるのが利点だ。


01

左側のサブコンテンツと右側のサブコンテンツに、それぞれ幅のピクセル値と floatプロパティが指定されている。XHTMLの情報の並びは、上からヘッダの情報、左側のサブコンテンツの情報、右側のサブコンテンツの情報、メインコンテンツの情報、フッタの情報という順になっていることを理解しておこう【1-1】。

【1-1】サンプルは、ヘッダ+コンテンツ(左側のサブコンテンツ+メインコンテンツ+右側のサブコンテンツ)+フッタという構成
【1-1】サンプルは、ヘッダ+コンテンツ(左側のサブコンテンツ+メインコンテンツ+右側のサブコンテンツ)+フッタという構成

02

2段組みと同様にid名を付けておく。左側のサブコンテンツは「leftColumn」、右側のサブコンテンツは「rightColumn」、メインコンテンツは「content」とし、この3つをグ ループ化する<div id="contentGroup">〜</div>が記述されている。2段組みとの違 いは、新たに追加された右側のサブコンテンツだけである【2-1】。

【2-1】左側のサブコンテンツ(leftColumn)の後に、右側のサブコンテンツ(rightColumn)が記述されている
【2-1】左側のサブコンテンツ(leftColumn)の後に、右側のサブコンテンツ(rightColumn)が記述されている

03

左側のサブコンテンツ(leftColumn)に対してfloat: leftを指定し、親ボックス(contentGroup)の左側に寄せる。続けて、width: 160pxを指定すると、サブコンテンツ領域の幅が160ピクセルに固定される。ここまでは、2段組みの作業手順と同じだ。次は、メインコンテンツではなく、右側のサブコンテンツ(rightColumn)を指定する。XHTMLのソースコードの並びも、左側のサブコンテンツの次は、右側のサブコンテンツの情報が記述されている【3-1】【3-2】。

【3-1】左側のサブコンテンツ(leftColumn)に、float: leftとwidth: 160pxを指定。親ボックスの左側に配置される。ここまでは、2段組みと同じ作業の流れ
【3-1】

【3-2】左側のサブコンテンツ(leftColumn)に、float: leftとwidth: 160pxを指定。親ボックスの左側に配置される。ここまでは、2段組みと同じ作業の流れ
【3-2】

【3-1】【3-2】左側のサブコンテンツ(leftColumn)に、float: leftとwidth: 160pxを指定。親ボックスの左側に配置される。ここまでは、2段組みと同じ作業の流れ

04

左側のサブコンテンツ(leftColumn)は親ボックスの左側に【4-1】、右側のサブコンテンツ(rightColumn)は右側に寄り、中央部分にメインコンテンツがおさまる構造になる【4-2】。左右のサブコンテンツの幅はそれぞれ160ピクセルなので、中央部分は460ピクセル(コンテンツ領域全体 780ピクセル-左右のサブコンテンツ320ピクセル)の幅になっている。

【4-1】CSSソース。右側のサブコンテンツ(rightColumn)には、float: rightとwidth: 160pxを指定し、親ボックスの右側に配置。このプロセスは、3段組みで追加される部分
【4-1】

【4-2】CSSソース。右側のサブコンテンツ(rightColumn)には、float: rightとwidth: 160pxを指定し、親ボックスの右側に配置。このプロセスは、3段組みで追加される部分
【4-2】

【4-1】【4-2】CSSソース。右側のサブコンテンツ(rightColumn)には、float: rightとwidth: 160pxを指定し、親ボックスの右側に配置。このプロセスは、3段組みで追加される部分

05

メインコンテンツ(content)には、margin: 0 180pxを指定。上下ゼロ、左と右に180ピクセルのマージンを確保する。左右に配置さ れているサブコンテンツの幅よりもそれぞれ20ピクセル分大きめに指定してある。た とえば、左右のサブコンテンツの幅を変更したい場合は(左が140ピクセル、右は180ピ クセルなど)、メインコンテンツのマージン値を変えるだけで、簡単にレイアウトを調整することができる【5-1】【5-2】【5-3】。

【5-1】後続の要素に影響を与えないように、後の要素(サンプルではbr要素)にclear: leftを記述してフロート処理の機能を解除する
【5-1】
【5-2】後続の要素に影響を与えないように、後の要素(サンプルではbr要素)にclear: leftを記述してフロート処理の機能を解除する
【5-2】


【5-3】後続の要素に影響を与えないように、後の要素(サンプルではbr要素)にclear: leftを記述してフロート処理の機能を解除する
【5-3】

【5-1】【5-2】【5-3】メインコンテンツ(content)には、margin: 0 180pxを指定し、左と右それぞれに180ピクセルのマージンをつくる。見た目、3段組みが表現される

06

2段組みと同様に、段組み領域の後の要素にclear: bothを記述しておく。XHTMLフ ァイルに<br class="floatClear" />を記述し、CSSで.floatClear {clear: both; display:block;}と指定【6-1】【6-2】。対象とするブラウザで開き、作成したページの表示を確認しておこう【6-3】。段組みレイアウトのテクニックは、他にもさまざまな方法があり、Web ページの内容によって変わってくる。ここで紹介したサンプルは、左サブコンテンツ、右サブコンテンツ、メインコンテンツの順に記述されているXHTMLを使用したが、左サブコンテンツ、メインコンテンツ、右サブコンテンツといった順序 で記述したい場合は、メインコンテンツと右コンテンツをグループ化し、その中でそ れぞれfloatプロパティを適用し、左右に配置しなくてはならないので、やや複雑な構 造になる。ただし、floatプロパティの機能や clearプロパティを使った解除の方法な どを理解していれば、容易に習得できるレベルである。

【6-1】
【6-1】

【6-2】段組み領域の後の要素(サンプルではbr要素を追加)にclear: both を記述して、フロート処理を解除しておく
【6-2】段組み領域の後の要素(サンプルではbr要素を追加)にclear: both を記述して、フロート処理を解除しておく

【6-3】フロート処理とマージンを組み合わせた手法は最も安全かつ簡単に実行できるが、段組みレイアウトにはさまざまなテクニックがあり、Web ページの内容によって適した方法が異なる
【6-3】フロート処理とマージンを組み合わせた手法は最も安全かつ簡単に実行できるが、段組みレイアウトにはさまざまなテクニックがあり、Web ページの内容によって適した方法が異なる
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