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WEB制作トラブル速戦即決術! 第11回
[TROUBLE 58] |
Flashバナー作成時に容量を 軽くしたいが画質を落せない |
文=森 弥生((株)アイ・エム・ジェイ)
A. | ビットマップより軽いベクターデータを多用する |
Flashバナーを作成する際、入稿時に容量制限があることが多く、あと少しがなかなか軽くならない……というシチュエーションがよくある。Flashでは基本的にPNG、JPEG、GIF形式などのビットマップ画像を使用するより、ベクターデータを使用したほうが軽くなるため、デザインを制作する段階でそれを想定したデータのつくり方を工夫することで、なるべく画質を落さず、容量を軽くできる。
写真以外はなるべくベクターデータでFlash上に配置したい。そのためデザインを作成する際に、こまかなパーツまでPhotoshopで作成してしまうと、Flash上にベクターデータで配置できないため、写真以外のパーツはIllustratorかFlashでパーツを作成する。ビットマップでパーツを書き出す際は、PNGなどでは透過の部分も大きいほど重くなるので、なるべく使用したい画像ギリギリのところで切るようにする。テキストもなるべくFlash上で作成し、右クリックメニュー→"分解"を2回、またはCtrl+Bキーを2回でテキストを完全に分解してしまおう
配置したビットマップ画像は、プロパティで画質を調整できる。ロスレスはその画像をを劣化なく配置するもので、鮮明になるがそのぶん重くなる。写真画質(JPEG)に変更し、圧縮率を調整する
IllustratorからオブジェクトをFlashへ持ってきた際、データのアウトラインの幅が変わってしまう場合があるため、Illustrator上で、オブジェクトメニュー→"パス"→"パスのアウトライン"で、アウトライン化してからもっていくと、正確にキレイに配置できる
[INDEX]
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>>> [TROUBLE 58] Flashバナー作成時に容量を軽くしたいが画質を落せない
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