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​WordPressを導入しているコーポレートサイト事例 - 新世代Web制作テクニック総特集

2024.4.20 SAT

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WordPress 02
WordPressを導入しているコーポレートサイト事例

ここ数年でWordPressを使ってコーポレートサイトを作る企業が増えている。ニュースページなど、部分的に導入しているケースも多い。ここではまず、実際にWordPressがどのように使われているのかを見ていこう。

解説/星野邦敏(株式会社コミュニティコム)



サイト全体をWordPressで構築した事例

まずは、企業のコーポレートサイト全体にWordPressを導入している事例を紹介しよう。

価格.comや食べログなどを運営している株式会社カカクコム【01】のコーポレートサイトでは、サイト全体がWordPressで作られている。また、レシピ投稿サイトを運営しているクックパッド株式会社【02】のコーポレートサイトも、サイト全体がWordPressで構築されている。なお、クックパッド社内の技術者が更新している、クックパッド開発者ブログ【03】もWordPressでブログが作られている。

また、ネットワークやサーバー仮想化などを事業展開しているネットワンシステムズ株式会社【04】は、2012年5月に公式サイトをリニューアルし、コーポレートサイト部分だけでなくショッピングカート部分なども含めたサイト全体をWordPressで構築している。

【01】株式会社カカクコムのコーポレートサイト
【01】株式会社カカクコムのコーポレートサイト
http://corporate.kakaku.com/)。


【02】クックパッド株式会社のコーポレートサイト
【02】クックパッド株式会社のコーポレートサイト
http://info.cookpad.com/)。


【03】クックパッド開発者ブログ
【03】クックパッド開発者ブログ
http://techlife.cookpad.com/)。


【04】ネットワンシステムズ株式会社のコーポレートサイト
【04】ネットワンシステムズ株式会社のコーポレートサイト
http://www.netone.co.jp/)。



WordPressを一部に導入した事例

最近では、コーポレートサイト全体をWordPressで作るだけではなく、コーポレートサイトの一部分にWordPressを導入する事例も増えている。

サイト全体ではなく、部分的にCMSを導入する方法は、コンテンツの追加・編集・削除を担当する部署が異なる場合に有効だ。

たとえば、特定の部署が更新を担当する部分にWordPressを導入すれば、担当者の権限を分けることができ、対応がスムーズになるだろう。この方法を採用している事例をいくつか紹介しよう。

音楽楽器の製造販売などを事業展開しているヤマハ株式会社では、「サポート・お問い合わせ」の部分のみ、WordPressで構築している【05】。

無料ソフトウェアの配布や、有料ソフトウェアの販売などを展開している株式会社ベクターでは、IR情報に関する部分にWordPressが導入されている【06】。

外食チェーンを展開している株式会社松屋フーズのコーポレートサイトも、トップページやWhat's NewやIRニュース部分などにWordPressが導入されている【07】【08】。サイトの全部にWordPressを導入するという形ではなく、更新が頻繁な箇所だけWordPressを導入する形をとることが多いようだ。

【05】ヤマハ株式会社のサポートお問い合わせページ
【05】ヤマハ株式会社のサポートお問い合わせページ
http://jp.yamaha.com/support/)。


【06】株式会社ベクターのIR情報ページ
【06】株式会社ベクターのIR情報ページ
http://ir.vector.co.jp/)。


【07】株式会社松屋フーズのコーポレートサイト
【07】株式会社松屋フーズのコーポレートサイト
http://www.matsuyafoods.co.jp/)。


【08】株式会社松屋フーズのIRページ
【08】株式会社松屋フーズのIRページ
http://www.matsuyafoods.co.jp/ir/)。



マガジンサイトにも利用される

コーポレートサイト以外にも、情報発信用のマガジンサイトにWordPressが導入されている事例もある。

たとえば、グループウェアのソフト開発で知られるサイボウズ株式会社では、「サイボウズLiveマガジン【09】 」を作り、自社の製品に関する情報や利用者のインタビューを掲載している。そしてこのマガジンサイトも、WordPressで構築されている。

【09】サイボウズLiveマガジン
【09】サイボウズLiveマガジン
http://magazine.cybozulive.com/)。



WordPress導入の傾向

このように、WordPressは、ブログを作るツールというイメージを超え、数多くのコーポレートサイトを含め、商用サイトへの導入事例も増えてきている。

企業の公式サイトとしての役割だけでなく、ネットワンシステムズ株式会社のようにECサイトとしてのショッピングカート機能の役割や、サイボウズ株式会社のようにマガジンサイトとしての役割など、その機能としても幅広い。

このように、WordPressは数多くのコーポレートサイトに利用されており、近年はその勢いがさらに増してきている。

ではなぜ、WordPressの利用が増えてきているのだろうか? 次項では、その理由について考えてみよう。


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【本記事について】
2012年7月28日発売のweb creators特別号「新世代Web制作テクニック総特集」から、毎週記事をピックアップしてご紹介! スマートフォンサイト特集ではデザインのルールとコーディングのポイント、ソーシャルメディア特集では従来のWebサイトとの違いと有効な活用方法、WordPress特集ではサイト構築に必要な機能と役立つプラグインなど、基本的な知識と必須テクニックを網羅した内容になっています。

※本記事はweb creators特別号『新世代Web制作テクニック総特集』からの転載です。この記事は誌面でも読むことができます。

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