web creators特別号 |
スマートフォン・ソーシャルメディア・WordPress Web制作テクニック総特集 |
WordPress 18
ECサイト構築のためのプラグイン「Welcart」
「WelCart」プラグインを利用すれば、WordPressで簡単にECサイトを作ることができる。ここでは実際に使用されている事例をあげながら、WelCartの機能を紹介しよう。
解説/星野邦敏(株式会社コミュニティコム)
ECサイト構築用のプラグイン「WelCart」プラグイン
企業のコーポレートサイトに併設する形で、物販を行うWebサイトを作る場合もあるだろう。ECサイト専用のASPやCMSを使用する方法もあるが、日々のブログや業務のお知らせなども同じWebサイトで行おうとすると煩雑になる場合も多い。
そのような場合は、WordPress とWelCartプラグイン【01】を連携させれば、WordPressの本来の機能もそのまま活用しながら、ショッピングサイトもまとめることができる。
【01】「Welcart Home ショッピングカート for WordPress | ECサイト構築プラグイン」(http://www.welcart. com/)公式サイト。
設定
「Welcart」プラグインを有効化すると、管理画面に「Welcart Shop」「Welcart Management」という項目ができる。ここから商品の入力や配送時間や配送料の設定などができる。会員ポイントシステムやクレジット決済連携などの機能もついているので便利だ【02】 。「WelCart」プラグインを有効化すると、「Welcart Default Theme」というテーマが自動的に増える【03】。このテーマには、「WelCart」プラグイン独自のテンプレートタグなども含まれており、オリジナルのデザインのWebサイトを作る際の参考にできる。
【02】「Welcart」プラグインを有効化すると、管理画面に「Welcart Shop」「Welcart Management」という項目ができる。ここから商品の入力、配送時間や配送料の設定などができる。会員ポイントシステムやクレジット決済連携などの機能も付いている。
【03】[外観]→[テーマ]に「Welcart」のテーマが自動的に追加される。
コーポレートサイトとECを併設する場合に有効
WordPressは、ブログやPR用サイトを作る場合に利用される、という印象があるかもしれない。だが最近ではECサイト事例も増えてきている【04】。もし、企業のコーポレートサイトと併設して商品の通信販売も行いたい場合は、「WelCartプラグイン」を検討してみる価値はあるだろう。商品点数が少ない場合などは、わざわざ別のECサイト専用のASPやCMSを新たに導入するより、「WelCartプラグイン」を既存のWordPressに組み込んだ方がデザイン的にもコスト面でもスムーズに進められることが多い。【04】「Welcart コミュニティー|ECサイト構築プラグイン » My ショップ紹介」(http://www.welcart.com/community/my-shop)から、実際の事例を見ることができる。
[目次に戻る]
【本記事について】
2012年7月28日発売のweb creators特別号「新世代Web制作テクニック総特集」から、毎週記事をピックアップしてご紹介! スマートフォンサイト特集ではデザインのルールとコーディングのポイント、ソーシャルメディア特集では従来のWebサイトとの違いと有効な活用方法、WordPress特集ではサイト構築に必要な機能と役立つプラグインなど、基本的な知識と必須テクニックを網羅した内容になっています。
※本記事はweb creators特別号『新世代Web制作テクニック総特集』からの転載です。この記事は誌面でも読むことができます。