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次世代MacBookのパートナー。 一本のケーブルで全てをつなぐディスプレイ

2024.4.19 FRI

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次世代MacBookのパートナー。
一本のケーブルで全てをつなぐディスプレイ


MacBookをメインのマシンとして使用するクリエイターにとって、ケーブル類の着脱や電源アダプターの携帯などは、ちょっとしたストレスだ。そうした問題を解消してくれる能力を秘めているディスプレイが、フィリップスの「258B6QUEB/11」。USB Type-Cに対応しているMacBookなら、電源の供給からインターネットの接続までがUSBケーブル一本で可能となる。ここでは、面白法人カヤックの天野清之さんに本製品を試してもらい、その使用感を聞いた。

●取材・文 編集部 ●写真 谷本 夏[studio track72]

「MacBookを持ち運ぶ機会の多い僕にとって
 USBケーブル一本で接続できるこのディスプレイは便利」

面白法人カヤックは、広告事業を中心とした、アイデアにあふれるユニークな制作物を数多く手掛ける会社だ。同社でクリエイティブディレクター、プランナーとして活躍する天野清之さんは、普段の仕事をMacBook Pro(2016年モデル)で行っているという。

「僕の役割は、基本的にはPR展開まで見据えた企画のプランニングや、演出を含めたディレクションですね。オフィスでアイデアを膨らませ、具体的な形に落とし込むための企画書をまとめていくのが主な仕事ですが、打ち合わせやコンペなどで、どうしても外出している時間も長くなります。出先のカフェで提案用の資料を作成したりと、MacBookは必須なんです」
MacBookでのワークスタイル
そんな天野さんは、MacBook Proにディスプレイを接続したデュアルディスプレイ(2画面表示)で作業を行っている。

「Keynoteなどのアプリケーションを使った企画書作成のように、より具体的な形に落とし込んでいく作業はMacBook Pro側の画面上で行います。そして、ディスプレイ側には、Slackなど4つくらいのコミュニケーションツールを常時立ち上げて表示している、といった使い分けをしていますね」

 天野さんのようにデュアル表示を活用することで、MacBookで十分な仕事環境を整えることは可能だが、外出時だけでなくブレインストーミングでの社内会議など、小まめにマシンを持ち歩く機会も多くなると不便に感じる部分も少なからずあるという。

「デスクに戻ってくるたびMacBook Proにハブを接続して、電源をつないで、LANケーブルやヘッドフォンを挿して……といった作業は確かに面倒な部分も大きいです」
ディスプレイが仕事を快適に?
そうした移動の多いMacBookユーザーのワークスタイルに適したディスプレイが、フィリップスの「258B6QUEB/11」だ。この製品の最大の特徴はUSB Type-Cポートを搭載していること。USBType-Cとは、対応するケーブル一本で電源の供給や音声、映像、インターネット回線といったあらゆる信号を送受信することができる次世代のUSB規格だ。

「接続がUSBケーブル一本の着脱で済むようになるので、打ち合わせや社内会議から戻ってきてすぐに使うときには圧倒的に便利ですね」

特に、外出の多い天野さんにとって、ケーブル一本で電源を供給できるのは大きな強みだという。
「拠点が横浜のため、東京などへの移動も多く、会社で使っているMacBook Proの電源アダプターを必ず持ち歩いているんです。このディスプレイがあると、もともとの電源アダプターを持ち歩き専用にできますよね」

また、ディスプレイ本体にLANケーブルやヘッドフォン、ペンタブレットなどといった周辺機器が接続でき、ハブとして機能してくれるのも大きなポイントだ。

「外付けハードディスクやiPhoneの充電用など、複数のUSBポートを必要としているのですが、品質の高いUSBハブでも接触の悪さに悩まされていました。ディスプレイ自体に直接接続できるおかげで動作が不安定になりにくいのはうれしいです」

もちろん、この「258B6QUEB/11」を使うにはUSBType-C搭載の最新MacBookでなくとも、変換アダプターがあれば接続は可能。映像関係のポートも充実しているので、将来のMacBookの買い替えを見据えて導入を検討してみてもいいだろう。日々のストレスを減らし、より快適でスマートな仕事環境を作り上げるディスプレイとして、「258B6QUEB/11」はこれからのMacBookに欠かせないパートナーとなってくれるはずだ。


このディスプレイを使いたくなる理由①
電力の供給から映像の送信まで行える新規格のUSBを採用

ここで紹介するフィリップスのディスプレイ「258B6QUEB/11」は、新時代のUSB規格と言える「USB Type-C」をいち早く採用している。これにより、USB Type-Cに対応している2015年以降のMacBook、2016年以降のMacBook Proなら、電源供給および映像や音声出力、インターネットの送受信もUSBケーブル一本で行えるのだ
このディスプレイを使いたくなる理由①
MacBookのデスク周りがたった一本のケーブルに
「258B6QUEB/11」を導入したら何が変わるか。ふつう、MacBookとディスプレイは映像の出力ケーブルでつなぐ必要がある。長時間の使用ならMacBook側に電源アダプタがマスト。安定性のため有線でネット回線につなげている人もいるだろう。これらを全てUSB Type-Cケーブル一本で258B6QUEB/11を介して行える。デスク周りが劇的にスマートになるはずだ
このディスプレイを使いたくなる理由③
USBポートから映像端子まで充実したインターフェイスを搭載

258B6QUEB/11で注目なのが、背面の下部に備わった充実のインターフェイス群。従来のUSBポートが3基あるので、マウスや外付けハードディスクをつなげるなどUSBハブ的な機能も果たす。音声端子なども備わっている。さらに、HDMIやDVIなど従来の映像入力端子もあるので、USBType-Cに対応していないMacBookも安心して使える
このディスプレイを使いたくなる理由④
MacBookとディスプレイ、ケーブル着脱がストレスフリーに

MacBookユーザーの中には、有線のUSBマウスなどの入力デバイス、さらにはUSBハブで多様なデバイスをつなげる人がいるだろう。これらを全て258B6QUEB/11側にぶら下げられるので、この部分でもデスク周りが更にシンプルに。メリットはそれだけでない。社内打ち合わせや外出に持ち運ぶMacBookとそれらケーブル類の着脱が一本だけになる
◆DISPLAY◆
258B6QUEB/11(フィリップス)

USB Type-Cに対応したディスプレイ。MacBook Pro(2016モデル)に近い2,560×1,440pxの画像解像度を持つため、MacBookとディスプレイ間でウインドウを移動させる際に画面間でのサイズの変化が起こりにくいという点も魅力的だ。
url. www.philips.co.jp/c-m-pc/monitors

[本体スペック]
画面サイズ:25インチ/解像度:2,560×1,440px /インターフェース:USB 3.1 TypeC、USB 3.0×3、VGA(アナログ)、DVI-デュアルリンク(デジタル)、DisplayPort、HDMI(デジタル)、RJ45、PCオーディオ入力、ヘッドフォン出力


◆CREATOR◆
天野清之[あまの・きよゆき]

面白法人カヤック所属。クリエイティブディレクター、プランナー。プログラムとデザインを組み合わせた展示、アプリ、WEB、映像などの企画、演出を得意とする。絶対領域拡張計画「光るスカート」「アームスカート」や映像監督など、アーティストとしても活動中。

[PR] 本記事は月刊MdN 2017年5月号(vol.277)に掲載されています
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