配線スッキリ、その秘密は?電源タップ型のギガ対応8ポートスイッチングハブ | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

配線スッキリ、その秘密は?電源タップ型のギガ対応8ポートスイッチングハブ

2020.12.3 THU

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
配線スッキリ、その秘密は?電源タップ型のギガ対応8ポートスイッチングハブ~エレコム「EHB-UG2A08-TP」レビュー

2020年11月17日
TEXT:山口真弘(ITライター)

最近のデバイスは、Wi-Fiに対応していることがもはや当たり前になりつつあります。かつてに比べると有線でネットワークに接続する機会は減っていますが、常時安定した接続が必要なPCやNASを中心に、まだまだニーズは数多くあります。

もし、Wi-Fiルーターの有線LANポートが足りなくなったら、スイッチングハブを導入し、ボートを増設するのが一般的です。4ポートや5ポート、8ポートなどさまざまな製品があり、ニーズに合わせて増設できます。

今回紹介するエレコムの「EHB-UG2A08-TP」はそうしたスイッチングハブのひとつですが、ありそうでない特徴を備えています。それはギガビットイーサネットに対応していながら、本体が電源タップ型であるということです。

電源タップ型のボディが特徴。ギガビット・イーサネットに対応した8ポートを搭載します

電源タップ型のボディが特徴。ギガビット・イーサネットに対応した8ポートを搭載します

ポートが反対側を向いていてもLEDが見やすい配置なのは利点です

ポートが反対側を向いていてもLEDが見やすい配置なのは利点です

電源は本体に内蔵。ACアダプタ採用製品のようにかさばりません

電源は本体に内蔵。ACアダプタ採用製品のようにかさばりません

現在は、有線LANがギガビットイーサネットであることがもはや必須条件ですが、このギガビットイーサネット対応で、電源タップ型のハブというのは、国内で流通している製品はほぼ皆無です。かつて、ギガビットよりワンランク遅い100Mbpsの時代には、電源タップ型のハブは珍しくなかったことからすると、本製品は非常にレアな存在です。

ではそもそも、電源タップ型であることで、どのような利点があるのでしょうか。ひとつは設置のしやすさです。一般的なハブはほとんどが平置きタイプで、場所を取る欠点があります。その点、電源タップ型のハブはスリムで、ちょっとしたスペースにも設置できます。
電源タップ型でない一般的なハブ(左)との比較。スリムなボディゆえ奥行きを取りません

電源タップ型でない一般的なハブ(左)との比較。スリムなボディゆえ奥行きを取りません

また背面にマグネットを備え、スチール面に垂直に取り付けられるのもメリットです。単にマグネットを搭載しただけのハブはほかにもありますが、それらの多くはボディの両サイドからケーブルが伸びる構造で、デスク側面に垂直に取り付けると、ケーブルがボディの上下どちらからも突き出てだらしなく見えるほか、ケーブルが折れて負荷がかかることもしばしばでした。

その点、この電源タップ型のハブは、電源は側面から、接続するケーブルはすべて下からといった具合に、スチール面に垂直に取り付けても、配線がわずらわしく見えないよう工夫されています。また電源タップ型のもうひとつの利点として、電源を内蔵しており、ACアダプタではなくケーブル1本で接続できるのも利点です。
電源タップ型でないハブはケーブルが上下から伸び、負荷がかかることもしばしば

電源タップ型でないハブはケーブルが上下から伸び、負荷がかかることもしばしば

電源タップ型であればLANケーブルが下、電源ケーブルが横と整然と配線できます

電源タップ型であればLANケーブルが下、電源ケーブルが横と整然と配線できます

一軒家や、2フロア構成のオフィスでは、Wi-Fiの電波が隅々まで行き渡らないことがよくあります。こうした場合、メッシュWi-FiやWi-Fi中継器で電波の到達距離を伸ばす方法もありますが、有線LANそのものをその先まで敷設し、その先で新たにWi-Fiアクセスポイントを追加したほうが効率的なこともよくあります。

こうした場合に、敷設した先でポート数を手軽に増やすことができ、かつスチール面への吸着により整然と設置できる電源タップ型のハブは、あるとなにかと重宝します。電源タップ型ゆえACアダプタを必要とせず、ケーブル1本で接続できることから、コンセントの隣の口をふさがないのも利点です。

また今回紹介しているエレコムの製品は、ファンレス設計ゆえ騒音が発生しないのと、また国内で流通しているハブではあまりない最大50度までの耐熱仕様ということで、熱がこもりがちな環境でも安全に使えます。

さらに、LANケーブルの両端をうっかり同じハブに挿すことで発生するループを検知し、自動的にブロックする機能まで搭載しています。配線をミスしてネットワーク障害を引き起こした経験のある人にとっては、ぜひとも欲しい機能でしょう。
電源プラグは耐トラッキング仕様。ケーブル長は約1.7mと長め

電源プラグは耐トラッキング仕様。ケーブル長は約1.7mと長め

ネットワークのループ防止機能を搭載。側面のスイッチで切り替えます

ネットワークのループ防止機能を搭載。側面のスイッチで切り替えます

電源タップ型でない一般的なスイッチングハブと比較した場合、価格はざっと2倍ほどするなど、お世辞にも安いとはいえず、ポート数で見ると割高であることは否めませんが、3年保証が標準で付属し、さらにユーザー登録で2年の追加保証が受けられる本製品は、よい選択肢であることは間違いありません。

すでにスイッチングハブを使っているが、配線がゴチャゴチャしている人、またネットワークの回線ダウンが頻繁に発生して困っている人にとっても、まさに格好の買い替え対象と言えます。法人を対象とした製品ですが、一般ユーザーでもAmazonなどを通じて購入できます。ハブを必要とするクリエイター層におすすめしたいアイテムです。
製品名:EHB-UG2A08-TP
実売価格:6,479円
発売元:エレコム
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B079BJTVGJ/
[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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