ベッドの上でテレワーク? 完全に仰向けの状態で作業可能なノートPC用テーブル | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

ベッドの上でテレワーク? 完全に仰向けの状態で作業可能なノートPC用テーブル

2020.12.3 THU

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
ベッドの上でテレワーク? 完全に仰向けの状態で作業可能なノートPC用テーブル~サンコー「仰向けゴロ寝デスク2」レビュー
2020年11月10日
TEXT:山口真弘(ITライター)

寝転がった状態でノートPCを使えるようにするためのテーブルは、ベッド上ですべての作業を行いたい人、また健康上などの理由でチェアに長時間座っていられない人に人気のアイテムです。以前はかなりニッチな存在でしたが、現在は複数のメーカーから製品が発売されています。

基本的な構造はどれもよく似ており、寝転がった状態で体の両サイドにデスクの脚が来るように体の上に渡し、その上にノートPCを置くというものです。天板の角度は自由に調整ができるので、キーボード面が見やすいように角度をつけることもできます。

今回紹介するのは、一般に「ゴロ寝デスク」などと呼ばれるこうしたデスクにストッパーを追加し、ノートPCを垂直にしてもずり落ちないよう改良した製品です。
寝転がった体の上に渡すようにして使います。脚部などはアルミ製

寝転がった体の上に渡すようにして使います。脚部などはアルミ製

折りたたむとコンパクトになるので収納も容易です。ただし機構はやや複雑です

折りたたむとコンパクトになるので収納も容易です。ただし機構はやや複雑です

一般的な角度にセットし、ノートPCを乗せた状態。もっと水平寄りにもできます

一般的な角度にセットし、ノートPCを乗せた状態。もっと水平寄りにもできます

ノートPCのキーボード面が垂直になるほど前傾差にさせてもずり落ちません

ノートPCのキーボード面が垂直になるほど前傾差にさせてもずり落ちません

従来であれば、ノートPCを載せる天板は水平が基本で、手前に傾けられたとしても最大30度程度が限界でした。今回の製品はノートPCを固定するストッパーが備わっていますので、30度はおろか、キーボード面が垂直になった状態でも、ノートPCを安定して保持できます。

そのため本製品を使えば、仰向けに寝転がった状態で、ノートPCが完全に胸の位置に来るようにセットすることも不可能ではありません。これならば、首を不自然に曲げたり、また上体を起こす必要もなく、寝転がって真上を向いたままの状態で、ノートPCを操作できてしまいます。

もし体調不良などが原因で、どうしても起き上がることができない場合、この構造は効果を発揮します。上体を起こしてももたれるところがないベッドでも、この仕組みであれば起き上がる必要すらないというわけです。
ノートPCを手前および上から抑えるストッパーにより、ノートPCの脱落を防ぎます

ノートPCを手前および上から抑えるストッパーにより、ノートPCの脱落を防ぎます

奥にあるバーは、ノートPCのヒンジ部分付近をがっちりと抑え込んでくれます

奥にあるバーは、ノートPCのヒンジ部分付近をがっちりと抑え込んでくれます

両サイドにあるレバーを使うことで、天板の角度を自由に調整できます

両サイドにあるレバーを使うことで、天板の角度を自由に調整できます

脚部の伸縮も可能ですが、天板の角度が変わってしまうのが難しいところです

脚部の伸縮も可能ですが、天板の角度が変わってしまうのが難しいところです

脚部はアルミ製で、軽量かつ折りたたみができるので、使わない時はコンパクトに収納しておけます。もっとも折りたたみ方はかなり複雑で、指などを挟み込みやすい構造もネックです。健康な時ならまだしも、体調が悪い時には、こうした作業はかなり負担になります。

そのため現実的には、必要な時は組み上げた状態のままずっとベッドの傍らに置き、使う時だけベッドに上げ、不要になれば畳んで片付ける、という運用方法がおすすめです。毎日組み立てたり片付けたりといった使い方は、よほどマメな人でない限り、あまり考えないほうがよさそうです。
寝転がった状態でも首あるいは上半身を不自然に曲げることなく打鍵が行なえます。ヒジが浮くのが気になるようであれば、下に毛布などを敷いて腕を持ち上げてやるとよさそうです

寝転がった状態でも首あるいは上半身を不自然に曲げることなく打鍵が行なえます。ヒジが浮くのが気になるようであれば、下に毛布などを敷いて腕を持ち上げてやるとよさそうです

本製品で気をつけたいのは、角度は調整できても、高さ調整の自由度があまりないことです。脚部をハの字に広げることで多少の上げ下げはできますが、打鍵中に角度を保ったまま高さを少し下げようとしても、その方法がありません。そうなると腕を持ち上げて打鍵するしかなく、長時間の打鍵作業が困難になります。

そのため、ヒジの下に毛布などを敷いてキーボードに手が届くようにしたり、場合によってはノートPC本体のキーボードは使わず、Bluetoothキーボードをお腹の上に乗せ、ノートPCはそちらで操作するというのも、現実的な方法といえるかもしれません。
横から見たところ。水平に乗せた状態から135度ほど回転させています

横から見たところ。水平に乗せた状態から135度ほど回転させています

こちらは約180度、上下がほぼ反転した状態。こうした極端な角度でも脱落しません

こちらは約180度、上下がほぼ反転した状態。こうした極端な角度でも脱落しません

脚部はアルミ製で、言うなれば傘のフレームがそのまま太くなったような構造をしています。強い力を加えると折れそうですが、基本的に自宅もしくはそれに準ずる場所でしか使わないアイテムですので、大きな問題はないでしょう。むしろアルミを採用することで、片手で簡単に持ち上げられる軽さを実現しているのは、大きなメリットと言えます。

価格も5千円前後と入手しやすく、また同種のノートPC用デスクと同じく、上向きに水平にした状態でも利用できたりと、汎用性も十分です。もしもの時にすぐに使えるよう、購入して事前にシミュレーションしておくのも、よいのではないでしょうか。

製品名:仰向けゴロ寝デスク2(TKGORODK)
実売価格:4,980円
発売元:サンコー
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0814J3HWX/

[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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