気になるフォント、知りたいフォント。| 書籍『よかれと思ってやったのに ――男たちの「失敗学」入門』(2019.8.16) | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

気になるフォント、知りたいフォント。| 書籍『よかれと思ってやったのに ――男たちの「失敗学」入門』(2019.8.16)

2019.12.7 SAT

プロのフォント使いを実例から解く
気になるフォント、
知りたいフォント。
デザインの構成において、最も重要な要素の一つ「フォント」。本コーナーでは、無数の選択肢から導き出されるプロのフォント使いを、素敵な実例ベースで紹介していきます。(記事一覧はこちら
今回取り上げるのは、書籍『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門/清田隆之(桃山商事)』です。
※記事初出時、フォント名の表記および図版に一部誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
2019年8月16日 取材・文 山口 優
『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門/清田隆之(桃山商事)』
書籍/2019/晶文社(URL
●Designer:佐藤亜沙美[サトウサンカイ](URL
●Illustrator:死後くん(URL
個性的な丸ゴシック体でポップで身近な印象に

恋バナ収集を軸に活動するユニット「桃山商事」の代表を務める著者が、これまで受けてきた恋愛相談をもとに男性のタイプや問題点を分析した書籍の表紙カバー。手に取った人が当事者意識を持って身近に感じられるよう、書籍内では言及されている男性のタイプが描きおこしのイラストで可視化されている。同時にポップなフォントやビビッドな色使いなどで、できるだけ読者に批判的な印象を与えないような配慮も。

使用フォント1(メインタイトル)
「トンネル 太線(Wideline)」

極太の丸ゴシック体で
ポップかつ親しみやすく

トンネル 太線(Wideline)

トンネル 太線(Wideline)

メインタイトルの文字は、画線と画線の重なり部分に切れ目のある立体的な丸ゴシック体「トンネル 太線(Wideline)」(モリサワ)。書籍を手に取った人の目を引きつつも、できるだけネガティブな印象にならないように、ポップでインパクトのある書体が選択された。

使用フォント2(サブタイトル)
「秀英にじみ丸ゴシック」

クラシックで落ち着いた
印象の丸ゴシック体に

秀英にじみ丸ゴシック

秀英にじみ丸ゴシック

サブタイトル部分の文字は、伝統的な活字書体のデザインを引き継ぎ、インクのにじみや墨だまりを再現した丸ゴシック体「秀英にじみ丸ゴシック」(モリサワ)。メインタイトルとの相性やメリハリを意識して、フトコロの締まった落ち着いた印象の書体が選択されている。

使用フォント3(イラスト横、青文字のキャッチ)
「秀英にじみ丸ゴシック」

タイトルに合わせた
丸ゴシック体で統一感を

秀英にじみ丸ゴシック

秀英にじみ丸ゴシック

イラストの横に添えられた男性のタイプを説明する青色の文字は、サブタイトルと同じ「秀英にじみ丸ゴシック」(モリサワ)が選択された。主張しすぎずほのぼのとした雰囲気の丸ゴシック体を使うことで、表紙カバーのポップで親しみやすい印象が補強されつつ、目に付くポイントも増えている。

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