気になるフォント、知りたいフォント。書籍 『猫のヒミツ 猫好き一家の猫まみれライフで学ぶ“猫トリビア”/ねこまき(ミューズワーク)』(2020.1.21) | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

気になるフォント、知りたいフォント。書籍 『猫のヒミツ 猫好き一家の猫まみれライフで学ぶ“猫トリビア”/ねこまき(ミューズワーク)』(2020.1.21)

2021.3.1 MON

プロのフォント使いを実例から解く
気になるフォント、
知りたいフォント。
デザインの構成において、最も重要な要素の一つ「フォント」。本コーナーでは、無数の選択肢から導き出されるプロのフォント使いを、素敵な実例ベースで紹介していきます。記事一覧はこちら
今回取り上げるのは、書籍『猫のヒミツ 猫好き一家の猫まみれライフで学ぶ“猫トリビア”/ねこまき』です。
2021年1月21日 取材・文 山口 優
 
『猫のヒミツ 猫好き一家の猫まみれライフで学ぶ“猫トリビア”/ねこまき(ミューズワーク)』
書籍/2020/KADOKAWA
●Designer:坂川朱音[朱猫堂]
もっちりした文字で猫の愛らしい雰囲気を出す

猫漫画で人気の漫画家ねこまきと猫専門の獣医師がタッグを組み、ストーリー性のある漫画で猫の生態や飼い方、歴史などのトリビアを多方面から解説した書籍。

表紙カバーは、その“猫図鑑”的な一面を意識したデザインに。猫を飼っている人がつい「あるある」と微笑んでしまうような猫らしいポーズのイラストや、猫のもっちりしたフォルムを思わせるタイトル文字、コミカルな帯を取ると猫の視線の先にネズミが現れる遊び心のある構図など、猫好きがつい手に取りたくなるような工夫が随所に凝らされている。

使用フォント1(メインタイトル、著者名)
「イワタ福まるご E」
抑揚のある曲線でできた
個性的な丸ゴシック体に
メインタイトルや著者名の文字は、有機的な曲線や先太りのハライなどが特徴的なオールドスタイルの丸ゴシック体「イワタ福まるご E」(イワタ)に。そのもっちりしたフォルムやクセのあるデザインが猫を表現するのにピッタリだったため選択された。

使用フォント2(サブタイトル)
「イワタ福まるご B」

タイトルに合わせ
有機的なフォルムの書体に

イワタ福まるご B

イワタ福まるご B

サブタイトルの文字は、全体に統一感を出すためメインタイトルや著者名の文字と同じ「イワタ福まるご」(イワタ)に。ウェイトはメインタイトルより少し細い「B」を選択してメリハリがつけられている。

使用フォント3(帯のコピー)
「DS照和70」

コミカルな文字で
実用書感を和らげる

DS照和70

DS照和70

帯のコピー部分は、昭和の駄菓子屋さんや1970年代のフォークソングなどをイメージして制作されたデザイン書体「DS照和70」(デザインシグナル)に。“猫図鑑”であると同時にコミックエッセイの側面も持つ本書の内容を意識し、コミカルな文字をアクセント的に用いることで実用書感を和らげ、手に取った人に親しみを持ってもらう工夫がされている。

気になるフォント、 知りたいフォント。
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