女性に売れるホームページの秘訣
満たしたいのは「物欲」ではない。女性は「自分を磨く」ために買う

「どうしたら女性のお客さんが反応してくれるのかわからない…」
「女性ならではの目線や感覚を知りたい」
本書は、そんな悩みや問題意識を持つ方、特にインターネット上で女性向けの商品やサービスを販売したり、ホームページを使って女性を集客したいと考えたりしている方に向けたものです。
>> 【02】決め手は見た目の雰囲気! 「雰囲気」次第でテンションも下がる
>> 【03】「お買い物」スイッチを押すには? お客様の期待しているイメージを裏切らない
>> 【04】女性の興味を引き寄せるためには? 視覚的な情報でテンションを一気に上げる
>> 【05】満たしたいのは「物欲」ではない。女性は「自分を磨く」ために買う(本記事)
>> 【06】女性が夢見る「世界観」をつくる ~「本当の気持ち」は裏腹、訪問する前に「本音」が隠されている
>> 【07】ライバルとの違いを探す。「強み」を作るのではなく「発見」する
>> 【08】売上をアップするのは何色? 「色」を好き嫌いで選ばない
考えるヒント
✔「自分へのご褒美」という女性の感覚を理解する✔「購入してもらう」ために、まずは「行動してもらう」
✔「自分磨き」にふさわしい商品と感じてもらうためには?
生活用品や消耗品を補充するような買い物は別として、女性が買い物するのは「物を手に入れたい」「商品自体が欲しい」からだけではありません。女性がその商品をひと目見て「欲しい」と感じるのは、自分がランクアップできる、ランクアップしている自分がイメージできるときです。女性がよく口にする「女子力が上がる」というのも、この「ランクアップ」を指します。
「女子力が上がる」という言葉の微妙なニュアンスは、男性にはわかりづらいかもしれません。ロールプレイングゲームの主人公がレベルアップして装備をどんどんカスタムしていくのとは少し違います。目に見える形で何かが変化するだけでなく、例えばトレンドのネイルアートを雑誌やインスタグラムなどでチェックする「行為だけ」で「女子力が上がる」のです。話題のスイーツの情報を収集してお店に行ってみるのも「女子力が上がる」行為です。目的は「自分をランクアップさせる」ことで、「購入する」のはその結果に過ぎません。図1

図1 消耗品を買うときと、「自分磨き」のための買い物は違う
商品を購入する目的が「自分へのおもてなし」「自分磨き」ですから、それにふさわしい商品だと感じてもらえなければ買ってもらえません。大切な人にプレゼントを贈るときは、こだわりの一品を選びたいという気持ちと同じです。
「こだわり」とは、その商品が何を大事にして作られたのか、どんな人にどんな場面で使われることを考えて生まれたのか、ということに感じられるものです。ホームページでもあなたの商品のこだわりポイントを見せてください。同時に、商品自体が大切にされていることが感じられなければいけません。実物の商品やホームページに載っている内容がよくても、ホームページ自体のデザインが雑だったり、こだわりが感じられない印象だったりすると、「ランクアップ」や「自分磨き」にふさわしいと思ってもらえません。
売れるホームページへの道
「ランクアップできそう」と思えるようなホームページにすることが鍵