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女性に売れるホームページの秘訣

2019.09.20 Fri

女性に売れるホームページの秘訣/「お買い物」スイッチを押すには? お客様の期待しているイメージを裏切らない

「女性が好むホームページって、どんなものなんだろう?」
「どうしたら女性のお客さんが反応してくれるのかわからない…」
「女性ならではの目線や感覚を知りたい」
本書は、そんな悩みや問題意識を持つ方、特にインターネット上で女性向けの商品やサービスを販売したり、ホームページを使って女性を集客したいと考えたりしている方に向けたものです。

>> 【01】見た目がすべて!? 女性は”トキメキ”を買う

>> 【02】決め手は見た目の雰囲気! 「雰囲気」次第でテンションも下がる

>> 【03】「お買い物」スイッチを押すには? お客様の期待しているイメージを裏切らない(本記事)

>> 【04】女性の興味を引き寄せるためには? 視覚的な情報でテンションを一気に上げる

>> 【05】満たしたいのは「物欲」ではない。女性は「自分を磨く」ために買う

>> 【06】女性が夢見る「世界観」をつくる ~「本当の気持ち」は裏腹、訪問する前に「本音」が隠されている

>> 【07】ライバルとの違いを探す。「強み」を作るのではなく「発見」する

>> 【08】売上をアップするのは何色? 「色」を好き嫌いで選ばない

>> 【09】色彩感覚の男女差 ~「色彩」で購買意欲を高める

>> 【10】購入前の不安を払拭するには? 「お客様の声」をリアルに伝える

 考えるヒント 

お客様がホームページに訪れる「きっかけ」を意識する
期待した雰囲気と違うと購買意欲が下がる
SNS上のやり取りがお客様の期待に影響を与えている

ホームページにやって来たお客様は初めて訪問した方であっても、あなたのお店や商品・サービスに対して、すでに何らかの印象や期待感をもっていることがほとんどです。ホームページを作る際にはこのことを強く意識しましょう。特に女性のお客様の場合、その期待を裏切ってしまうと購買意欲の低下につながります。

初めてのお客様が抱く期待感の正体

街中にあるお店であれば「ステキなお店があるな、入ってみよう」というのが最初の出会いになることもありますが、ホームページの場合は何らかの「きっかけ」が先にあり、お客様はあなたのお店や商品・サービスについて大なり小なり知った上で、ホームページを訪れていることが大半です。その「きっかけ」は、例えば雑誌やブログ記事、キュレーションサイト、あるいはSNSやクチコミ……さまざまなものが考えられます。

雑誌やキュレーションサイトなど、ほかのメディアを見てホームページを訪れた場合、紹介元の記事でどんな風に紹介されているか、さらに言うと紹介元のメディアがもっているブランドイメージも、お客様があなたのホームページに対してあらかじめ抱く印象に影響を与えます。知らず知らずのうちに、先に見た記事やメディアが持つイメージの影響を受け、あなたのお店や商品・サービスについて「◯◯な感じだろうな」と雰囲気を想像してホームページを訪れるのです。そして、期待していた雰囲気とホームページの印象(雰囲気)にギャップがあると、女性のお客様は期待を裏切られたと感じて、購買意欲を失ってしまいます。

インスタグラムが「きっかけ」になる場合

最近では、友達などのインスタグラムの投稿が最初の出会いのきっかけになる可能性も高いです。インスタグラムの投稿を見て興味を持った場合、次のようなこと起こっていると想像してください。

①友達が投稿した「スイーツ」の写真を見て、あなたのお店や商品に興味を持つ(コメントでやり取りなどして情報収集をすることもある) 
②ハッシュタグからお店や商品の情報を探す。友達以外が投稿した同じスイーツの写真を見て、より期待感が高まる。 
③お店のホームページをチェックする。「思っていたのと違う…」と、描いていたイメージとホームページにギャップを感じる 

①→②の過程で、友達の投稿だけではなく、好きなインスタグラマーなどが撮ったオシャレな写真を見ていることもあるので、商品に対して一定のイメージを持ちます。そして、その時点ですでに、漠然とですがスイーツを売っているお店やホームページの雰囲気も想像しています。ですから、期待していた雰囲気とホームページにギャップがあると、テンションが下がってしまうのです図1

<span style="font-weight:bold;">図1 お客様がホームページを訪れるまでのステップ</span>
図1 お客様がホームページを訪れるまでのステップ

S N S を使って事前にリサーチする

あなたの商品やサービスに対して、お客様、あるいはお客様になりうるユーザー層が抱いているイメージを事前に知りたければ、インスタグラム、ツイッター、ブログなど、ユーザーの生の声が直接反映されている媒体をチェックするといいでしょう。それらのSNSなどで、あなたの扱っている商品・サービスがどんなカテゴリに属しているか、関連しているキーワードで検索してみてください。

インスタグラムであれば、ハッシュタグを使って検索すると、商品・サービスが属しているカテゴリ全体の印象をつかむことができます。例えば「酵素サプリ」を扱っている場合、「酵素」で検索すると「#酵素」「#酵素ダイエット」「#酵素ジュース」など関連カテゴリがたくさん出てきます。それらをチェックすれば、ホームページをどのような印象にするべきかヒントをつかむことができるでしょう。

 売れるホームページへの道 

お客様が事前に抱いているイメージを
SNSなどでリサーチしてみよう

column
ホームページのデザインは「宝探し」から始まる

ホームページを作るためには、通常さまざまな工程を順番に踏んでいく必要があります。大まかには①リサーチと素材集め、②設計工程、③デザイン工程という流れになります。

①では、お客様へのインタビューや自社(商品・サービス)の分析、競合調査などを行い、ホームページの方向性を決めるための素材を揃えていきます。②は集めた素材をコピーライティングなどを行いながら組み立てる、いわばホームページの骨組みや大枠を作る工程。③で、お客様が好む世界観あなたの会社・お店の「人格」に合わせてデザインしていくという流れです。 

デザインが最終工程になっているため、デザイン(見た目の印象を作るプロセス)は最後に独立して行うもののように思われがちですが、そうではありません。最初のリサーチや素材集めの工程で、お客様のことやあなた自身(あなたの会社やお店)のことを正しく分析できていないと、デザインは間違ったものになってしまいます。 

リサーチや分析の工程はいわば「宝探し」のようなものです。あなたの商品やサービスが秘める「宝の原石」を正しく探しあてることからホームページ作りは始まります。そして、原石の本来持っている「価値」がお客様にも伝わるよう、磨き上げ「見せる」工程がデザインなのです。

「宝探し」とデザインの工程はつながっていて切り離せないことを忘れないでください。

次の記事へ
>>> 【04】女性の興味を引き寄せるためには? 視覚的な情報でテンションを一気に上げる

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ネットで「女性」に売る2 「欲しい」を「即買い!」につなげるホームページの基本原則

著:こぼりあきこ 
定価:本体1,500円+税 
A5判・192ページ

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