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最新SEO完全対策 成功の指南書 結果を出し続けるこれからの手法

2019.11.25 Mon

[最新SEO完全対策]まずは事前の サイトチェック/Google Analytics 流入と成果の確認

マーケティング施策であるSEOを実施する前には、実施する目的を事前に明確にする必要があります。そして、実施前と実施後にどういった影響があったのかを把握出来るようにしなければなりません。

本CHAPTERでは、無料ツールであるGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleを利用した、事前にチェックすべきポイントと目標設定の仕方について紹介します。

▶ 検目標を設定する
▶ Google Analytics流入と成果の確認(本記事)
▶ Search Console検索アナリティクス

Google Analytics流入と成果の確認

SEOは順位を上げることと捉えられていますが、あくまでもWebマーケティング施策の一つです。よって、PDCAを回すことが必要です。そのためには、適切に計測する必要があります。そのためにはどういったデータを取得すれば有効なのか考えてみましょう。

SEOを実施する前に必要なGoogle Analyticsの設定

サイトを制作したときにGoogle Analyticsは導入しても、コンバージョンが設定されていないサイトがあります。マーケティング施策を実施する際は、成果を測るのは必須です。その成果地点であるコンバージョン設定は、必ず行っておきましょう。また、これから導入する場合は、Googleタグマネージャーを使ってGoogle Analyticsを利用してください。Googleタグマネージャーを利用することで、ページの読了率チェックや電話コンバージョンといったイベントも容易に計測することが可能になります。
上記を含めて、以下の設定をしておきましょう。

  • ・コンバージョン設定(CVポイント別)
  • ・自社IPのフィルタリング
  • ・サイト内検索キーワードの計測
  • ・Google広告とのリンク設定
  • ・サーチコンソールとのリンク設定


SEOで計測すべき項目の設定

SEOで計測すべき項目は企業によって違うと思いますので、何を取得すれば何を変えられるかを考えてみましょう。例えば、「SEO施策を実施して、流入は増えたのか」 「問い合わせや購入といった直接的な成果は出たのか」「特にどのページの流入が多くて、そのページからの流入は成果に繋がったのか」などです。

恐らくはこういった情報が欲しいのではないでしょうか? このように、どんな情報が欲しいのかをピックアップし、その情報をGoogle Analyticsで毎回計測すれば良いのです。

ただ、取得できる項目は非常に多いので、おすすめの項目と意義について紹介します。

①PCとモバイルそれぞれの流入の推移
必ず必要な要素として、流入数の推移が上げられます。SEOを実施して集客が伸びたのか、減ったのかは必ず把握しておく必要があります。急激に増えた場合は、何が有効だったのかをさらに深掘りすることができます。逆に、減少した場合は何が下がったのかを検証するきっかけになります。

②コンバージョンの推移・コンバージョン率
認知のみが成果地点であるサイトは別ですが、流入が増えたとしても、成約が増えなければ意味はありません。また、集客が伸びても、自分たちのユーザーにならないアクセスを伸ばしても遠回りとなってしまいます。SEOにより成果が増えたのかどうかも確認しておきましょう。また、そのコンバージョン率も把握しておきましょう。

③フォーム離脱率
集客が成功した後に、成果を格段に上げる方法。それはCV率の改善です。そして、CV率の改善に有効なのがEFOです。一定数の集客ができた場合はフォームの離脱率をチェックし、フォームの改善を行うべきなのかを判断できるようにしておきましょう。

④フォームに遷移する前のページ
集客が伸びて、さらにコンバージョンも伸びてくるのは嬉しいのですが、コンバージョンするユーザーは最後にどのページを見てからフォームに行っているのでしょうか? Google Analyticsでは、コンバージョンしたユーザーだけを絞ることが可能です。コンバージョンしたユーザーがフォームに飛ぶ直前のページを見て、後押しされた可能性が高いので、チェックしましょう。

⑤コンバージョンしたユーザーがよく見るページ
フォームに遷移するユーザーだけではなく、コンバージョンしたユーザーが共通してよく見るページがあると、それが大事なコンテンツの可能性が高いです。もし、有効なページが見つかれば、遷移数を増やしたり、ページを強化したりすることも可能でしょう。

⑥コンバージョンの発生するランディングページ
⑤と同様に、「このページから流入してくるとコンバージョンに至りやすい」、もしくは「このキーワードで流入してきたユーザーはコンバージョンに至りやすい」ということが分かると、SEOで注力すべきページやキーワードが分かります。

⑦コンバージョンの発生するディレクトリ
Webサイトは、ディレクトリ単位でコンテンツがまとまっていると思います。商品ページ、事例のページ、ユーザーの課題のページと、ディレクトリ配下にページを生成しているのが一般的です。どのディレクトリからの流入がコンバージョンを生むのかを把握しておき、効果の高いディレクトリはコンテンツを増強させる必要があります。

⑧流入の多いディレクトリ
⑤⑥⑦のようにコンバージョンがあることだけがすべてではありません。流入が多いこともサイトにとっては有効な指標の一つです。また、流入が多いディレクトリはユーザーのニーズがあるページとも言い換えられます。また、そういったディレクトリがあった場合は、コンバージョンが生まれるように改善できれば、非常に高い効果を発揮するページへと変わるでしょう。

⑨流入の多いページの直帰率
ディレクトリ単位だけではなく、流入が多いがコンバージョンや回遊が発生しないページは改善すべきページの上位です。少ないリソースで効果を最大化させるために、1回の改善でより多くの効果が得られる所から実施するために、改善すべきページを特定できるような調査を行いましょう。

以上のような項目は一例ですが、改善するためには何が分かればいいのかと、逆説的に考えられるようにしましょう。目的のないレポートはただの情報の垂れ流しです。何のための情報を取得するのかを先に考えて、設定する必要があります。そして、さまざまな情報が揃うと、相関するデータが見えてきます。SEOはあくまで集客施策の一つです。集客が成功したらお終いではなく、成果を出すために、さらに何をすべきかが分かるようなレポーティングしましょう。

Google Analyticsの基本的な利用方法

 <span style="background-color: #ff0000; color: #ffffff; font-size: 10pt; padding:0 5px;">01</span>
01

Google Analyticsは、大変優秀な無料解析ツールですが、多機能過ぎて、使い方がよく分からないという声を聞きます。使い倒すには、セグメントとスケジュールの概念の理解だけです。例えば、おすすめレポート項目でピックアップした自然検索経由の⑥コンバージョンが発生するランディングページを把握するためには、確認したい項目であるランディングページを選択します01
次に、セグメントに「自然検索トラフィック」を設定して、02のようになっているセグメントを、03のように変更します。

 

<span style="font-weight:bold; "><span style="background-color: #ff0000; color: #ffffff; font-size: 10pt; padding:0 5px;">02</span></span>
02

 

<span style="font-weight:bold; "><span style="background-color: #ff0000; color: #ffffff; font-size: 10pt; padding:0 5px;">03</span></span>
03

 

これで自然検索経由のランディングページが表示されるので、あとは該当するスケジュールに対象の期間を指定するだけでOKです04

<span style="font-weight:bold; "><span style="background-color: #ff0000; color: #ffffff; font-size: 10pt; padding:0 5px;">04</span></span>
04

 

このほかに、コンバージョンしたユーザーに絞るためには、セグメントで「コンバージョンに至ったユーザー」を選択します05 。ランディングページではなく、すべてのページを見たい場合は、ランディングページではなく、「すべてのページ」を選択します。

<span style="font-weight:bold; "><span style="background-color: #ff0000; color: #ffffff; font-size: 10pt; padding:0 5px;">05</span></span>
05

 

あまり慣れていない方で、シンプルに使いこなすには、項目を選択し、どういったユーザーなのかをセグメントし、いつの期間の情報を取得するのかという2点を押さえておきましょう。

 

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