テクノロジー
インタビュー
2020.11.11 WED
【楽しく!学べる!かじがや卓哉のiPhone豆知識】
11月のテーマは「テレワークに使えるiPhone便利術」
〜書類のスキャン、スクショなど、書類にまつわる便利なテクニック 編〜
未知数の魅力であふれるiPhone。「まだまだ使いこなせていない」という人も多いのでは?そこで、“iPhone芸人”でおなじみのかじがや卓哉さんに、思わず「へー!」「便利!」「驚き!」な豆知識を教えてもらいます。
11月のテーマは「テレワークに使えるiPhone便利術」。コロナ禍の影響で、リモートワーク・テレワークを導入する会社が増えましたよね。そうすると、自分のスマホを仕事で使う機会が増えた人も多いのでは?そこで、仕事に使えるiPhoneテクニックを教えてもらいました。書類を簡単にスキャンできたり、メールの返信忘れを防いだり、かっこよく効率的に作業ができるネタ満載です。
●取材・文:沼田佳乃
今回は「書類にまつわる便利なテクニック」について学びます!
今回は、書類にまつわるiPhoneの便利術を教えてもらいました!会社には当たり前のようにあったコピー機やスキャンですが、リモートワークになり自宅にない人もいますよね。そこで、iPhoneを使い書類をスキャンして送る方法や、Safariのスクリーンショットに書き込みをして共有する方法などをご紹介します。環境の変化を軽々乗り越えちゃいましょう!(ライターN)
iPhoneがスキャナーに?らくらく簡単にスキャンできる方法
かじがやさん:リモートワークにおいても、紙の書類を簡単に共有できる方法を紹介します。実は、iPhoneをスキャナーとして使うことも可能なんです。
「メモ」アプリを起動>「カメラ」マークをタップ>「書類をスキャン」をタップ。カメラが立ち上がり、書類にかざすと形状が四角なら自動で認識しスキャンしてくれます。
OKなら「保存」>「完了」を押すと「メモ」の中に書類が貼り付けられます。この状態でもう1度画像をタップすると、画像が開くので、右上の四角と上向きの矢印をタップ。メールやLINEで他の人に共有できますよ。

プラスマークをタップすると、テキストも入力できるように
上記の方法でスキャンしたデータに直接指示を書き込んで、他の人と共有するのも簡単です。スキャンした画像を開き、右上の四角と上向きの矢印をタップして、「マークアップ」という項目を押すとペンが表示されるので、指示などを書き込むことができます。
そして、左上の「完了」を押すと、書類に文字を書いた状態で保存され、先ほどと同様に右上の四角と上向きの矢印を押すと、メールやLINEで送ることができます。

ファイルアプリの場合
このスキャナー機能はファイルやメールアプリでも使えます。紙の書類の持ち運びが不要なペーパーレス化を図るなら、「ファイル」を開く>右上の丸と3つの点をタップ>「書類をスキャン」で資料をスキャン、画像はファイルに保存し、書類は破棄するという管理の仕方もできるでしょう。ちなみに僕の場合は、iCloud上にフォルダを作ってデータを管理しています。
Web上の情報はスクショで共有しよう!書き込みもできて便利
かじがやさん:共有したり、指示したりしたいソース元が紙ではなくsafariなどのWeb上にある場合は、スクリーンショットをとって書き込む方法もあります。
「Safari」アプリを起動>保存したいWebページを表示>「サイドボタン(電源ボタン)」と「音量上げるボタン」または「ホームボタン」を同時に押してスクリーンショットを撮る>左下に表示されるサムネールをタップ。
上部に「スクリーン」「フルページ」があり、フルページを選ぶ(画像中央、画像右)とページ全体を1つのPDFファイルとして保存できます。実は、この連載の校正チェックはこの方法でやっているんですよ(笑)。
よく使う「メモ」機能はロックもできる。重要な情報には鍵をかけよう
かじがやさん:大事な情報の場合は、メモに鍵をかけておくのがおすすめ。
まずは、「メモ」アプリ起動>該当するメモを開く>右上の丸と3点をタップしてください。

初めてロック機能を使う場合は、最初にパスワードを設定します
「ロック」を選ぶと、パスワードを設定する画面が出てきます。パスワードを設定すると、右上に鍵のマークが出てくるので、必要に応じてタップをすると鍵がかけられるようになります。メモ単位でロックがかけられるので、必要なものだけロックしてみてください。
今回はここまで!次回は「キーボード&USBの使い方」についてお届けします!
※掲載している情報は、2020年11月時点のものとなります
かじがや卓哉
吉本興業所属。「家電製品総合アドバイザー」の資格を所有し、iPhone芸人、家電芸人として知られる。著書の「スゴいiPhone」シリーズ(インプレス)は、2018、2019年に日本でいちばん売れたiPhone関連本となっている。
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