今年のAdobe MAXはここがすごい!5分でわかる「Adobe MAX 2020」見どころガイド! | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

今年のAdobe MAXはここがすごい!5分でわかる「Adobe MAX 2020」見どころガイド!

2020.10.22 THU

今年のAdobe MAXはここがすごい!
5分でわかる「Adobe MAX 2020」見どころガイド!
例年、米国をはじめ世界主要地域でアドビが開催しているクリエイティブのイベント「Adobe MAX」。今年は開催予定国/地域のすべてのイベントをひとつに統合し、10月21~23日(米国時間10月20~22日)の間、オンラインで全世界同時開催される。しかも、誰でもどこからでも無料で参加することが可能。小嶋陽菜やヨシダナギ、サタケシュンスケら、一般知名度の高いゲストの講演も予定されている。ここでは、その見どころを紹介しよう。
▶︎世界最大規模のクリエイティブのイベント
「Adobe MAX」は、毎年60カ国以上から1万人を超えるクリエイターが集まって開催される、世界最大規模のクリエイティブ・カンファレンスだ。アドビの最新製品および最新機能を紹介するキーノート(基調講演)や、著名クリエイターをゲストに迎えた講演、創作活動に役立つノウハウや知識が得られるセッションなどを通して、世界のクリエイティブ情報やトレンドを体験することができる。
例年はアメリカ・ロサンゼルスや横浜で行われ、今年はヨーロッパでの開催も予定されていたイベントだが、今年は新型コロナウイルスの影響もあって会場を設置してのリアルイベントは見送られ、オンラインで全世界同時開催されることになった。毎年会場に足を運んでいた人にとっては少々残念だが、バーチャルならではのメリットを生かし、参加のためのハードルはぐっと引き下げられている。たとえば昨年の「Adobe MAX Japan 2019」は参加費として10,000円が必要だったが、今年は誰でも無料で参加することが可能だ。
開催日などの概要は次の通りとなっている。
「Adobe MAX 2020」開催概要
開催日:2020年10月21(水)〜23日(金)
参加費:無料
事前登録:必要(参加登録はこちら
実施形態:オンライン(生配信・オンデマンド配信)
▶︎「Adobe MAX 2020」の見どころは?
今年の「Adobe MAX 2020」の最大の特徴は、やはりなんといってもバーチャルで開催されるイベントというところだろう。ネットにつながる端末さえあれば、自宅でもカフェでも好きな場所から参加することができる。しかも日本向けに用意されたものだけでなく、海外のセッションも容易に視聴することが可能。従来もオンラインで視聴できる海外コンテンツはあったが、字幕が付かなかったため日本のユーザーにはハードルが高い部分があった。しかし今年は基本的にどのセッションも日本語字幕が付くため、英語が分からなくても理解しやすくなっている。日本だけでなく世界のトレンドを手軽に押さえられるのは大きなメリットだ。
イベントでは、オープニングを飾る「キーノート」のほかに、各分野のスペシャリストによる350以上の「セッション」、ロゴデザインコンテストの「MAX Challenge」、オンラインストア「MAX Store」などが用意される。

このうち、まず押さえておきたいのが「キーノート」だ。毎回、キーノートではアドビの最新の製品やサービス、新機能が披露され、その活用方法などが紹介される。今回は21日午前1時からのライブ配信に加え、13時からは日本向けバージョンも配信される予定。

「セッション」では、多彩なスピーカーによって創作活動のヒントになる知識や考え方、テクニックなどが紹介される。フォトグラファーや映像作家、クリエイティブディレクターなど、さまざまな分野のエキスパートがスピーカーとして登壇する予定で、その数実に350以上。日本のスピーカーによる日本語で行われるセッションも40以上用意されているそうだ。
著名人や各分野のスペシャリストがスピーカーとして参加している

著名人や各分野のスペシャリストがスピーカーとして参加している

著名人をゲストに迎えたセッションも多数配信される予定で、たとえば、小嶋陽菜の場合はVLOGを日本で浸透させた立役者として講演を行う。アドビによれば、彼女の発信力や表現意図へのこだわりの部分を掘り下げる内容になるそうで、VLOGに興味がある人はもちろんだが、そうでない人にとっても「表現すること全般」に役立つ話が聞けるのではとのこと。
ちなみに、例年日本で開催されるAdobe MAX Japanの場合、セッション数が限られているためニッチなトピックや高度な知識を要するものは控え目になる傾向にあったが、米国のAdobe MAXでは相当な上級者でないとついていけない内容のものも少なくなかった。今回はオンライン開催になったことで、そういった上級者向けのセッションが気軽に受講できるのもポイント。我こそはと思う人は、ぜひチェックしてみてほしい。
もちろん、スキルによる受講制限などはないのでクリエイター志望の学生や、「ちょっとクリエイティブなことが好き」という人が視聴するのもまったく問題ない。ソフトウェアの使い方が分からなくても、たとえば海外の有名なインスタグラマーなどのセッションを眺めているだけで「海外ではこういうデザインをしているんだ」と参考や刺激になることは少なくないはずだ。
なお、各セッションは後からオンデマンドでも視聴できるが、とくに関心があるものに関しては生配信で視聴するのを強くおすすめする。というのも、生配信の場合はライブチャット機能が用意されているため、直接スピーカーやモデレーターに質問を投げかけて答えてもらったり、他の視聴者の質問を参考にして理解を深めたりすることが可能だからだ。海外のスピーカーの場合は基本的にチャットも英語など外国語になるが(セッションとは異なりチャットには日本語字幕は付かない)、疑問があったら気軽に質問してみるのもいいだろう。
▶︎これだけは見逃せない!おすすめセッションをまるっと紹介
今年の「Adobe MAX 2020」は、昨年までの日本のAdobe MAX Japanと比べると映像系のセッションがかなり増えているのが特徴だ。アドビによると、紙媒体のグラフィックデザインをやっている人が映像系の仕事を一緒に請け負うようなケースなど、映像をやりたいというニーズが増えてきている現状を考慮して、幅広いレベルのセッションを用意したとのこと。
たとえば初心者向けなら『普通の動画がここまで変わる!Premiere Rushの簡単編集術』。商業ベースでだと、企業での動画内製についての『「いろは」メルカリに学ぶ、動画内製化チームの作り方』などのセッションはチェックしておきたい。

DTPや印刷関連のユーザーに向けた、IllustratorやInDesign関連のセッションも充実している。たとえば印刷関連だと『最新プリント技術を知る、PDFワークフロー最前線』『Adobe Colorで始めるUIのカラーユニバーサルデザイン』などが参考になりそうだ。

世間的な注目度が高いIllustrator iPad版を取り上げた『【iPadだけで全て完結】明日から使えるIllustrator iPad版の神機能とデザイン術!』などのセッションも見逃せない。

UI/UX関連なら『Adobe XDで実現したリモートワーク対応のサイト制作フロー!デザインリソースを効率的に連携』『リモート環境で円滑なクライアントコミュニケーションを実現するAdobe XD活用事例とWeb制作フロー』などが、リモートで仕事する人が増えている現状にマッチした内容でおすすめだ。
もちろん、ここで取り上げたセッションは全体のごく一部。このほかにも、興味深い内容のセッションは数多くある。「Adobe MAX 2020」公式サイトの「日本のセッション」には、講演タイトルの下に「イラストとデジタルペイント」や「グラフィックデザイン」「UI&UX」などのようにジャンル名が記されているので、それを参考に興味のあるセッションを探してみてほしい。
また、全セッションのカタログページには検索機能が搭載されており、気になる製品名を入れたり、サイドメニューのチェックボックスにチェックを入れたりすることで、関連するセッションを絞り込むことができるので上手に活用したい。
セッション名の下にあるジャンル名が参考になる

セッション名の下にあるジャンル名が参考になる

検索機能が充実しており膨大な中から効率的に目的のセッションを探し出せる

検索機能が充実しており膨大な中から効率的に目的のセッションを探し出せる

視聴したいセッションがある程度見つかったら、ぜひ利用したいのが公式サイトのスケジュール機能だ。参加登録をして公式サイトにログインすると、気になるセッションを選んで自分だけのスケジュールを組むことができる。利用方法は簡単で、各セッションの詳細ページに搭載されている「Add To Schedule」というボタンをクリックするだけ。スケジュールを組まなくても各セッションの視聴はできるが、セッション数が多いため探しているうちに時間が来て生配信を楽しめなくなる可能性がある。スケジュールはあとから自由に変更できるので、興味があるセッションはどんどん追加しておこう。
各セッションの詳細ページにある「Add To Schedule」ボタン

各セッションの詳細ページにある「Add To Schedule」ボタン

「Add To Schedule」ボタンをクリックするとスケジュールに入れられる

「Add To Schedule」ボタンをクリックするとスケジュールに入れられる

▶︎まずは参加登録を!
「Adobe MAX 2020」はエントリー費用は無料だが、参加するには事前登録がおすすめだ。登録にはAdobe IDが必要。すでにAdobe Creative Cloudなどの製品・サービスを利用していてAdobe IDを持っている人は、公式サイトの「参加登録/ログイン」ボタンをクリックしてログインすればOK。
Adobe IDを持っていない人は、こちらのページを参考に事前に作成しておく必要がある。Adobe IDを取得できたら、公式サイトの「参加登録/ログイン」ボタンをクリックして、そのIDでログインすればOKだ。
公式サイトにある「参加登録/ログイン」ボタン。事前登録はここから

公式サイトにある「参加登録/ログイン」ボタン。事前登録はここから

Adobe IDはあらかじめ作成しておこう

Adobe IDはあらかじめ作成しておこう

なお、イベントに参加する際に注意したいのは、セッションによってはパソコンのアプリ操作画面や機能説明などが表示されることもあるということ。視聴自体はスマートフォンやタブレットなどでも可能だが、そういった操作説明をともなうセッションはできるだけ大きな画面で視聴した方が理解しやすいだろう。
また、セッションの生配信は公式サイトに記載されている時間内だけになるということも覚えておこう。配信時間以降も視聴できるが、オンデマンドでの視聴になるためライブチャットなど一部の機能は利用できなくなる。
▶︎当日はサプライズも!? バーチャルならではの仕掛けを楽しもう!
セッション以外にも「Adobe MAX 2020」はさまざまな企画が用意されている。
ロゴデザインコンテスト「MAX Challenge」
「Adobe MAX」のロゴデザインを競い合うコンテスト。公式で配布されているテンプレートをダウンロードしてオリジナル作品を作り、SNSなどでハッシュタグをつけて投稿することでエントリーできる。例年は「グラフィック部門」と「モーション部門」の2部門で作品が募集されるが、今回はオンラインストアの株式会社フェリシモとのコラボレーションによる「フェリシモ部門」でも募集。同部門はMAXのロゴを使ってノートブックの表紙を自由にデザインするというもので、採用作品は実際に商品化される。
オンラインストア「MAX Store」
例年のAdobe MAX Japanの会場でも大人気の、Adobe公式グッズなどが手に入るストア。今回は株式会社フェリシモの協力で、オンラインストアとして登場する。
このように、当日はバーチャル的なイベントが各種用意される。アドビによれば、「Adobe MAXは会場に行ってクリエイターの熱を感じられるのが魅力のひとつ。今回もオンラインではあるが、クリエイターの熱を感じられるような企画を考えている」とのこと。思いがけないサプライズにも期待しつつ、イベント当日までワクワクしながら待機したい。
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