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芸術の秋は美術館へ!編集部&ライター注目の展覧会3選/第1回「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―」グッズやコラボメニュー情報も

2020.12.3 THU

芸術の秋は美術館へ!編集部&ライター注目の展覧会3選
第1回 上野の森美術館「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―」の楽しみ方
芸術の秋は、アートをとことん堪能する休日を過ごしてみては?こちらの連載では、作品の見どころはもちろん、展覧会ならではのグッズ、フードメニューも楽しめる、編集部&ライター注目の展覧会を3回にわたり紹介していきます。

第1回目は、上野の森美術館にて開催中の「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―」。本展では、日本のニュースにもたびたび取り上げられる英国王室の過去500年にわたる王や女王らの肖像画・肖像写真を公開しています。アートを通し、英国王室に浸って。

●取材・文:中村美枝(JAM SESSION) ●撮影:編集部(展示風景)


【1】最低限の知識を身に付けておけば、展覧会がもっと楽しく!
【2】大英帝国の礎を築いた“ヴァージン・クイーン”の肖像画
【3】華やかでいて儚さも……。アン女王を描く2m超えの肖像画
【4】現女王・エリザベス2世の美しく生き生きとした肖像写真
【5】英国らしいモチーフがかわいい!特設ショップでショッピング
【6】作品の余韻に浸りながら、今だけのアフタヌーンティーを満喫

最低限の知識を身に付けておけば、展覧会がもっと楽しく!
世界屈指の肖像専門美術館「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」が所蔵する、英国王室5つの王朝の肖像画、肖像写真など約90点を紹介する本展。『怖い絵』シリーズの著者で、本展覧会のナビゲーター・中野京子さんによれば、「肖像作品は登場人物のことを知らないと興味がわかないもの。最低限の知識があるとぐっとおもしろくなります」とのこと。

会場には、作品説明のほか、それぞれの王朝の系譜や中野さんの解説パネルを設置。じっくり楽しむことで、歴史や登場人物が織りなす物語が見え、歴史好きはもちろん、英国王室をもっと知りたい人も満喫できるはず。

新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、展覧会では日時指定券の販売を導入。会場で当日販売も行っていますが、販売状況は公式サイトTwitterでの確認を。
大英帝国の礎を築いた“ヴァージン・クイーン”の肖像画
《エリザベス1世(アルマダの肖像画)》 Queen Elizabeth I ('The Armada Portrait') by Unidentified artist (c.1588) ©National Portrait Gallery, London

《エリザベス1世(アルマダの肖像画)》 Queen Elizabeth I ('The Armada Portrait') by Unidentified artist (c.1588) ©National Portrait Gallery, London

「テューダー朝」「ステュアート朝」「ハノーヴァー朝」「ヴィクトリア女王の時代」「ウィンザー朝」の5章からなる本展。第1章は1485~1603年、5人の君主によって統制された「テューダー朝」。英国では、この時代から肖像画の制作が始まったと言われています。

本作品は、生涯未婚を通し、“ヴァージン・クイーン”と称されるエリザベス1世の肖像画。スペイン無敵艦隊への勝利を祝して制作されました。大英帝国の礎を築いたというエリザベス1世の背後には、イングランドの火船の出航と、沈められたスペインの艦隊が描かれています。
華やかでいて儚さも……。アン女王を描く2m超えの肖像画
《アン女王》 Queen Anne by Sir Godfrey Kneller, Bt (ca. 1690) ©National Portrait Galleryy, London

《アン女王》 Queen Anne by Sir Godfrey Kneller, Bt (ca. 1690) ©National Portrait Galleryy, London

第2章は、エリザベス1世が亡くなった1603年に始まった「ステュアート朝」。王や王妃らの作品が並ぶなか、ひときわ存在感を放っていたのが、2ⅿを超えるアン女王の肖像画。

17年間で17回妊娠するものの、生きのびたたったひとりの子も11歳で亡くなってしまう……。美しい衣装をまとったアンの姿は、一見、華やかな印象ながらも、どこか寂しげに見えてしまうのは、そのせいかもしれません。アン女王は世継ぎを残すことなく1714年に亡くなり、ステュアート朝は終焉を迎えます。
現女王・エリザベス2世の美しく生き生きとした肖像作品
《エリザベス2世》 Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery, London

《エリザベス2世》 Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery, London

第5章では、現代にも続く「ウィンザー朝」を紹介。こちらは英国君主で最長の在位となる現女王・エリザベス2世が1952年に即位した際に制作された作品のひとつ。白黒写真が色鮮やかに着色され、25歳で王位継承した新女王の姿を生き生きと表現。

時代の流れによって、第4章の「ヴィクトリア女王の時代」からは、王室の人々をとらえた肖像写真が登場してきます。エリザベス2世の時代になると、女王としてだけでなく、母親としての日常的な姿も公開されるようになり、親しみやすい存在に。その子孫たちも王室のセレブとして、世界中から注目されていますよね。
英国らしいモチーフがかわいい!特設ショップでショッピング
鑑賞の後は、併設された特設ショップへ。注目は衛兵や2階建てバスなど英国らしいモチーフをかわいらしくあしらったオリジナルグッズ。マスキングテープ、メモパッドをはじめ種類も多彩で、クリスマス柄を取り入れたアイテムもそろいます。

ほかにも、パルコプロデュースによる女王をイメージしたパールのアクセサリーや、紅茶、スキンケア、ぬいぐるみといったロンドン発ブランドの品々も。展示作品をデザインしたクリアファイルなどもあって、お買い物の時間も楽しくなりそう!

※掲載のグッズは売り切れとなる場合あります。ご了承ください
作品の余韻に浸りながら、今だけのアフタヌーンティーを満喫
アトレ上野にも出店する「アフタヌーンティー・ティールーム」では、本展とのコラボメニューを展開(一部店舗を除く)。14 時からの限定メニュー、イギリスのティータイムをイメージした「KING&QUEEN展コラボレーション 秋のスペシャルアフタヌーンティーセット」1,914 円(税込)は、イギリス伝統菓子・クランブル、栗使用の秋スイーツなど4種のスイーツと、好みの紅茶付き。

紅茶が大好きだったアン女王、アフタヌーンティーを日々楽しまれているという現女王のエリザベス2世に思いをはせつつ、アートな1日を締めくくり。

※提供は2020年11月11日(水)まで
※開催期間や店舗などの詳細はアフタヌーンティー・ティールームの公式サイトをご確認ください
DATA
※会期、開館時間、チケット情報などの詳細や最新の開催状況は公式サイトにてご確認をお願いします※

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―
会期: ~2021年1月11日(月・祝)※会期中無休
開館時間:10:00〜17:00、2021年1月1日を除く金曜は〜20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

施設名:上野の森美術館
住所: 東京都台東区上野公園1-2
アクセス: JR「上野駅」公園口より徒歩3分
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:www.kingandqueen.jp
※日時指定券の販売を導入。当日券は10:00より会場(チケットボックス)で販売
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